ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ51号 感想

 ワールドトリガー無期限休載とは……。

週刊少年ジャンプ50号 感想はこちら

※以下、ネタバレ注意

ONE PIECE
第846話 タマゴの警備
>ビッグマム

 麦わらの一味を全員無事に逃がすというビッグマムの約束は本心からのものだと考えて良さそうかな。
 ルフィの気概に免じて本来は国ごと焼き払われるはずだった魚人島を見逃しているうえ、ペコムズの助命嘆願でペドロを許したというのも事実だろうし。

 例えば「生かして島から出すとは言ったが、島から出た後に殺さないとは言っていない」といった、中間管理職利根川みたいな詭弁を弄する手合いには見えない。

 しかし、これでサンジもビッグマムに対する恩義が芽生えたというか、いよいよ和解しか解決策が無くなってきた感が。

 サンジのこの笑顔も仲間達が助かる嬉しさからだけでなく、プリンという救いを知り、ビッグマム含めてトットランドに惹かれ始めている印象を受ける。
 ジェルマという地獄に戻るわけではないということに気付いたからこそ、笑えるようになったんじゃないかな。

 たぶん、前回のプリンとの会話を経ていないとこんなに笑えてないだろうしなあ。
 顔合わせのときのような無表情でビッグマムに礼を言ったのでは。

>スムージー
 おつるさんのウォシュウォシュの実に似た能力だなあ。ゴクゴクの実あたりだろうか。
 以前に『スムージー』という名前が出たときから思っていたのだが、迷いの森のホーミーズが言っていた「誰のえじきだ?」「スムージーなら美味しくなるね」という会話も、ひょっとして彼女のことなのかな。
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 つまり、ルフィ達を「えじき」とするのがスムージーであれば、その能力を使ってルフィ達を美味しいジュースにするだろう……という意味と解釈できる。
 もっとも、ホーミーズが将星を呼び捨てにしているのはおかしいけれども。

 キングバームがブリュレを呼び捨てにしていたように、中には友人のような関係を構築している者達もいるようだが、単なるモブホーミーズと、迷いの森に来ることが滅多にないらしい将星が気安い関係にあるというのも考えにくい。
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 関係ないけど、一目見た時からスムージーのキャラに既視感があったのだが、あれだ。ハガレンのアームストロング少将だ。
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 ルフィ達がホールケーキアイランドへ向かうために通った航路の近くには「ジュースの流れ出る島」があり、これがスムージーの治める島だと思われる。
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>オペラ
 見た目通り生クリームを生み出す能力のようだけど、クリームの甘さで身体が焦げるというのは全く意味が解らない。どういう理屈なんだ。
 あと、オペラに似た体格の3人の男たちはやはり兄弟と見て良さそうかな。
 大臣にはなれなかった子供たち?
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>ガレット

 拘束系の能力? オリオリの上位互換だろうか。
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 それにしても、これまでの登場シーンでは気づかなかったが、えらい丈の短い服を着てるな。
 ナミさんの格好とあいまってエロい1コマだった。

 どうもナミさんを拘束しているモノは透明の液体っぽいなあ。ひょっとして雨を操ってるのだろうか。
 降った雨を操るアメアメの実だと限定的過ぎるから、まさかまさかのミズミズの実? ワンピ読者なら誰もが一度は妄想するであろう対能力者最強の悪魔の実をここで出してくる?

モンドール
 「書司」なんて二つ名がついているから、てっきりトットランドの蔵書でも管理しているのかと思ったら、単に能力が由来だったと……。
 「ホンホンの実」だと語呂が悪いので、「ブクブクの実」あたりかな。


 モンドールもガレットも、それぞれが大臣として管轄している「チーズ」「バター」とは関係のなさそうな能力で、大臣の全員が全員食べ物にまつわる能力者ではないわけか。
 さすがに、34種類も食べ物関係の能力があるわけではないらしい。

>「鬼夫人」アマンドと「始末屋」ボビン
 彼らは登場した際にシャーロット家の子供として紹介されていないため、ペコムズと同じビッグマム海賊団の戦闘員だと考えていたのだが、ローラのことを「家出娘」呼ばわりしているということは、ボビンもビッグマムの息子なんだろうか。
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 アマンドもホーミーズである「鶴騎士」ランドルフ等と共に、お茶会の材料の収奪を行っていたけど、どうも戦闘員ではなく娘という可能性も出てきたなあ。
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 ビッグマムの子供達によく見られる「長い睫毛、厚い唇」という特徴を有しており、また、ブリュレを呼び捨てにするキングバームから様付けで呼ばれていることなどからそう感じた。
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 『アマンド』はアーモンドのことだから、彼女こそが「食いわずらい」の際にシュークリームの生地を作るために連絡を受けていた「ナッツ大臣」なのかもしれない。
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 ボビンも検索したところお菓子として存在するそうで、名前的には彼もビッグマムの子供だとしてもおかしくはない(もっとも、戦闘員であるタマゴ男爵も食べ物関係の名前だから、名前が菓子=ビッグマムの子供とは言い切れないが)。

 アマンドはどうも他の蛇首族よりは首が短い気はする(そもそも、首が長いことを今週初めて知った)から、混血なのかな。
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 ただ、普通に(?)首の長い二人の蛇首族もローラのことを呼び捨てにしているので、どうもこちらもビッグマムの子供という可能性もある。

 となると、アマンド「半蛇首族の父親とビッグマムの娘」なのかもしれない。。

>チェス戎兵
 こいつらもホーミーズだったのか……。
 たしかに、サイズの小さい人間ばかりで不自然ではあったけど。
 姿形が他のホーミーズに比べて人間的過ぎて、元がチェスだとは全く考えていなかった。

>ポーネグリ
 情報を持つ石は9個だけなのか。意外と少ないな。
 ということは、ロード・ポーネグリフを除く残りの約17個は他の石の場所を記したものなのね。

 となると、情報を持つ石を直接示さずに、間に更に「他の石の場所を示す石」が挟まれる場合もあるわけか。
 
 これまでに登場した「情報を持つ石」は「滅亡した巨大な王国について記した石(オハラ)」、「プルトンの在処を記した石(アラバスタ)」、「ポセイドンの在処を記した石(シャンドラ)」、「ジョイ・ボーイの謝罪文(魚人島)」の4つで、残りの情報を記した石は5つ。

 ビッグマムが所有するポーネグリフが2つとも情報が記された石だった場合、残りの石のほとんどは四皇が所有していそうだなあ。

銀魂
第613話 男は長くも太くもなく硬く生きろ
 完全に予想外の展開で意表を突かれた。
 まさかバカ皇子がこんなに年齢いってたとは。

食戟のソーマ
第192話 乱舞
 あー、なるほど。そうきちゃいますか。
 ま、確かに設定上それなら退学も引っ繰り返せるけど、一気にそこまで畳みかけるとは。

 えりな様も可愛かったし、今週は結構久々に満足できました。
 
僕のヒーローアカデミア
第116話 挨拶タルタロス
 やっぱり、海楼石のような個性を封じ込める道具は存在しないのか。

【レッドスプライト】
第13話 遺灰兵士
 前向きに考えれば、ワートリ休載でこの漫画の生存率が上がったってのはあるかな。
 エデニアの最高戦力の一角を早くも落とすという展開が果たして吉と出るか凶と出るか。
 出し惜しみしてる場合じゃないのは確かなんだけど、これ以降の遺灰兵士の扱いが難しくなりそう(『ダイの大冒険』のクロコダインみたいな前例もあるけど)。

 せっかくの貴重な資源を無駄に殺すというのは確かに非合理的ではあるのだが、逆に言うと、それだけ遺灰兵士の権限が強大なんだろう。

 アトラス最高指導者閣下が現代人だとすれば、彼にとっても遺灰兵士は「偉大な祖先」に当たるわけで、閣下でも完全に統制下に置けているわけではないのかもしれない。

 国益のためには奴隷に戻して電池として使う方が合理的だが、戦士と認めたのでここで殺す」というブラックバーンさんの顔に似合わない武人思考……。嫌いではありません。


 しかし、遺灰兵士の設定は全く意味不明である。
 生クリームで身体が焦げる並みに腑に落ちない。

【デモンズプラン】
 うーん。
 小悪党の金持ちが1話の敵で、それを倒して終わりというテンプレから外してきたのは良かったとは思うんだけど、どうも「闇堕ちした親友を救い出す」という本筋に惹かれるものがない……。
 
 どうしても小さくまとまっている印象を受けてしまってワクワクしないからだろうなあ。
 パトロンがチープなキャラ過ぎて敵としての魅力が薄いのもマイナス点。


 「あなたがカルロス様の親分? 最高のジョークですね」という台詞が、僅か4ページ後の回想では「お前がカルロス様の親分とは笑わせる」という雑な口調に改変されているのは笑ってしまった。
 こういうのはせめて週をまたいでもらわないと。

【歪のアマルガム
 主人公が混ざりものとして復活したときに研究所の連中はやたら驚いてたようだけど、こんなに頻繁に生んでるなら別に珍しくもない事例なんじゃないのかな。
 
 やってる犯罪が洒落にならないうえ、過去を見せられてもさほど可哀想とも思わなかったので、この敵を助ける主人公にもあまり共感できない。

 さすがに刑務所に送るだけで、パーティ入りはないと思うけど……。

【トリコ】
第396話 まだ見ぬ食材!!
 とりあえず最後だから出せなかった設定を羅列しとけみたいな。
 正直、前回が最終話の方が良かったんじゃないかという気さえする余韻のない終わり方だと思う。

 まあとはいえ、長い間お疲れ様でした。
 NEOが大富豪たちが組織する第三勢力として登場したときは三つ巴の構図に期待したものだけど、人間界編ラストで美食會のほぼ全員が洗脳されるというがっかり展開で、以降はずっと気持ちが乗らないままだったなあ。