ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ35号 感想 後半

 後半は僕のヒーローアカデミア鬼滅の刃ワールドトリガー火ノ丸相撲約束のネバーランドゆらぎ荘の幽奈さん、トリコ、背すじをピン!とBLEACHニセコイの感想。

週刊少年ジャンプ35号 感想 前半はこちら

週刊少年ジャンプ34号 感想はこちら

※以下、ネタバレ注意
僕のヒーローアカデミア
第101 発目明という女

 いずれも、一打必殺。それこそが空手の真髄の体現ッ!!
 その威力を男のクラスメイト達はこう呼び、讃え、恐れたッ!!
 
 その威力はまさに



           
 徹      甲      弾



 いかなる装甲も意味を成さない。
 いかなる悪が非道で身を固めようとも、爆豪の前にそれは装甲の意味を成さないのだ。

 ……だが、彼らがそれを理解するには爆豪はあまりに強過ぎたッ!!
 人が、視界に入りきらない巨人を見上げるために上を向かねばならないように。でも爆豪は、ヴィラン共にその時間すら与えないのだからッ!!

かっちゃん「大丈夫だ、デク。俺がここにいる限り、お前には指一本触れさせないッ!!」

デク「……み~☆ ボクはお絵かきして待ってますです」


峰田くんのそれは……。完全にアナルパー(ry
私の頭がおかしいだけなのか、それとも堀越先生の頭がおかしいのか。


 パンチが打てなければ蹴ればいいじゃない、というのは作中で言われている通りあまりに単純過ぎて、正直言って「その手があったか!」ではなく、「う、うん……。まあ、そうでしょうね」という感想なんですが、全く予想できなかったということは、我々もまたオールマイトの影に囚われていたということなんだろうな。

 「スタイルを蹴り主体に変えても、今度は脚が壊れるだけでは?」という感想を書いていた人を結構見かけたのだが、彼らは「デクはもう身体を壊すような力は使わないようにしようとしている」という前提を忘れていると思われる。
 
 デクの身体を壊さない程度にワンフォーオールを制御してもなお、爆弾を抱えてしまった腕には負担となるので、その負担を軽くするためにも脚技主体にするということなのだから、脚までも壊れるという事態にはならない(もちろん、デクがその決意を守り切ればの話だが)
 

 今回の題名とまでなっている発目ちゃんだが、可愛げが無くて個人的にはあんまり好みではないんだよなあ。パワーローダー先生の言うように自分本位過ぎる。
 これからデクに本気で惚れる展開が来ればギャップでやられそうだけど。

鬼滅の刃
第24話 元十二鬼月

 なんかこのセリフ回しはどことなくよつばと!を彷彿とさせる(最大級の賛辞)。

ワールドトリガー
第152話 玉狛第2⑰

 さてさて、なるほど。
 しかし修が厄介だと思われているとすれば、両者が休戦してまず修を狙って来る恐れもある危険な賭けでもあるなあ。

 生駒隊が本当にあまり考えないで行動する隊だとすれば確実性の高い良い手だと言えるだろうが、この作品にそんな隊は出そうにない気はする。

火ノ丸相撲
 横綱大関が変化を使うことに批判があるのは分かるんだけど、平幕の力士が変化を使ってそんなにブイーイングが上がるものなんだろうか。
 ましてや、高校大会で、体格も小さい選手の変化に目くじらを立てる人が一定数存在するというのは、正直あんまりピンと来ない。

約束のネバーランド
 ベッタベタな題材でどうしようみたいな。
 でもまあ、本当に戦略で化け物共を出し抜く脱出ゲー漫画となるなら、あるいは人気を博すかも……?

 相当な実力を要求されるだろうし、「鬼ごっこの戦略」とやらの片鱗すら描かずに「凄い凄い、頭いい」を連呼してる時点で、望み薄な気はするけど。

 今後の展開ではあまり関係ないのかもしれないが、コメディ部分が致命的につまらないのも問題だと思う。
 こういう「楽園に見えて実は紛い物の~」という作品にはありがちで、どうせちゃぶ台返しするからという意識があるのか、前フリの日常描写が寒いんだよなあ。学校ぐらしと似た空気感。

 題材的に終始、暗い雰囲気になりそう(1話で同じことを思った鬼滅の刃は見事にその印象を引っ繰り返したけど)なのもジャンプではマイナスな点で、今のところ予告絵を見たときに思った通り、短期打ち切りになる予感しかしない。

ゆらぎ荘の幽奈さん
 自分の身に置き換えた場合、もしも幽霊や妖怪が実在するとムリヤリ教えられたら、一生宮崎さんのことを恨むな……。その後、ずっと怯えて生きなきゃならないじゃないの。

【トリコ】
 ネオを封印するのが目的なら、別に完全体にする必要はないと思うんだけど。
 ペアとアカシアの本当の目的は、ブルーニトロと違ってネオの封印ではないということ?
 いやでもセンターもアカシアに「センター」を食わせるつもりだったみたいだしなあ。相変わらずよく解らない。

※追記
 Twitterの方で訂正を頂いたのでご紹介。




 どうやら、既に「センターを食べなければグルメ細胞の悪魔であるネオの心臓は復活しない」「ネオは全ての細胞を封印せねば意味がない」という設定は作中で描かれていたらしい。
 つまり、センターを食べたアカシアを取り込ませ、ネオを完全体にしてこそ封印が完了するということだから、今週の流れは開示された設定をきちんと踏まえたもので、私の感想は完全に的外れだったということになる。

 「どうせ何も考えていないんだろ」としまぶーを舐めきって、矛盾していると決めつけてしまっていた。

背すじをピン!と
 さて、来期はまあトリコとたくバツの2outは鉄板だろうけど、もし3outが続くとすれば、現状せすピンが第一候補と言えそうだ。
 ここのところ掲載順をめっきり落として、直近8週の平均ではトリコとたくバツ(とワートリ)の上くらいの位置にまで落ちている。
 新連載の人気次第ではあるが、危険域にいるのは間違いない。

 もっとも、私はこの漫画を不快に思い、嫌悪感すら抱いているので、この予測にも願望が混ざっていることは否定できないが。

 いずれにせよ、この時期から既に来期の打ち切りを宣告されていることはまずあり得ないから、今の展開が巻いているように見えるのは、人気回復のために試行錯誤している結果だとは思う。

【BLEACニセコイ
 先週書いたように、ブリーチで合併号に終了だと予想していたが、ニセコイはその前後のどちらかの終了だと考えていただけに、まさかの同時終了とは驚いた。

 ニセコイは(内容はさて置き)それなりに描くべきものは描いて終われそうなのに、ブリーチは打ち切り感が半端じゃないなあ。
 10話ちょっと前には別に倒されていてもいいジェラルドをわざわざ復活させるなど、相変わらずのスローペースだったのに、ここ数週で急激にペースアップし出したから、やはり最近になっていきなり打ち切りを宣告されたんだろうなあ。

 いくら久保先生とはいえ、「前々から終了時期が決まっていたのにサブキャラに尺を使い過ぎて、肝心のラスボス戦を駆け足で終わらせる羽目になった」なんて小学生の夏休みの宿題みたいなことはしないだろうし。

 ニセコイやトリコが結構余裕をもって終了時期を伝えられていたと考えられる展開なのに対して、かつては看板漫画の一角を担ったブリーチにこの仕打ちとは。
 アンケが悪くても打ち切りから保護される「初版50万部」のラインを切ったからこその措置なのだろうけど、それでも現連載陣ではトップクラスに売れている漫画をあっさり終わらせるとは、この不景気に何とも豪気なことである。

週刊少年ジャンプ35号 感想 前半はこちら