週間少年ジャンプ36・37号 感想

　なん……だと……。まさか２週連続Cカラーとは予想してなかったので、完全に今週が最終回だとばかり。
　やはり元看板は最終回も他の漫画とは違う扱いになるんだなあ。

週間少年ジャンプ36・37号 感想の追記を書きました。

週刊少年ジャンプ35号 感想 前半はこちら
週刊少年ジャンプ35号 感想 後半はこちら

※以下、ネタバレ注意

【ONE PIECE】
第835話　魂の国
　魂を入れられるのは物と動物だけと。
　人（と死体）にしか影を入れられなかったカゲカゲと補い合うような性質で、やはりというか、このホールケーキアイランド編は意図的にスリラーバーク編と重ねているみたいだなあ。
　
　カゲカゲのように影を自身に入れてドーピングすることはできないから、ソルソルがカゲカゲの上位互換と言えるかは微妙なところか。

　鶴騎士のランドルフやワニやカエルが悪魔の実で生まれた奴らだとは思わなかった。



　ウサギはともかくワニ達はてっきりそういう種族なのだとばかり。
　まさか、能力で擬人化した動物を幹部として登用しているとはなあ。
【ONE PIECE】トットランドにいる謎の種族

　こうなると、プリンが三ツ目なのも種族が関係しているのではなく、やはり悪魔の実の能力なのかもしれない（ヒトヒトの実（幻獣種）モデル：シヴァ神とか）。

　しかし、草木や動物、家や菓子が命を持っているのは良いとしても、太陽が命を持ってたのはどういうことなんだろう。
　本物のはずはないから、太陽を模した彫像に命を吹き込んだとか？


　動物を変身させてたのがミラミラの能力によるものだというのも完全に予想外。
　ブリュレが変身していたルフィは反転していのに対して、偽ナミ達は反転していないのに。
　これは単純な尾田先生のミスなのか、何か法則があるのか。

※追記

二酸化　マンガ @manga_dioxideさんからしっくる来る考察を頂いたのでご紹介。

二酸化　マンガ@manga_dioxide

#wj36 #wj37 #ONEPIECE #ワンピース

偽ルフィは鏡に映ったルフィにブリュレが変身した形なので鏡像と同じく反転し、偽ナミ達は鏡に映ったナミ達を動物達に反射させたものなので反転しない、と予想。 https://t.co/kEl89WJkDs

2016/08/08 23:17:33

　イメージ的には、ブリュレが変身する場合は鏡に映った鏡像をそのまま「纏う」感じだろうか。
　そして、他者（動物）を変身させる場合は、鏡に映した「鏡像を対象の動物に映す」ために、反転した像がさらに反転することにより、元の人間の形と同じになると。

　正解かどうかはもちろん分からないが、もし二酸化 マンガさんの考察通りの能力なのであれば納得できる。


　トットランドでは「寿命」を徴収するという件は、どうなんだろう。
　国民たちはそれでも幸せそうではあるのだが、これはドレスローザ序盤も同じように思ったからなあ。

　ただ、ドフラミンゴのようにビッグマムが国民を騙しているという感じではないし、そもそも、今からカイドウを倒すための大軍勢を集めようとしているのに、こんな少人数でビッグマムを倒すなんて展開はまずありえないから、ドレスローザのようにビッグマムによる体制を倒して終わりというのは考えにくいなあ。
　

　とはいえ、国民から寿命を奪う国家を野放しなんて、ワンピ的にそんなことあり得るんだろうか。
　
　まあ、30年の寿命が25年になることと、危険極まりない新世界で安全快適に暮らせることを秤にかけたら、そんなに大した対価ではないことは確かなのだけれど。

　世界政府非加盟国だと（人間以外の種族だと例え加盟国でも）人身売買の対象となり、常に人攫いの危険があるからなあ。
　戦争・内戦状態にある国も多いし、そういう国の出身者にとっては、安全と豊かさが保障されるのなら、6分の1の寿命なんて安いものだろう。

【ブラッククローバー】
第73話　戦いの果て、絶望の終わり
　先週、頭を撫でられて顔を赤らめていたバネッサさんだったが、本当にヤミさんに惚れていたのか。
　しかし、碧の野薔薇団のシャーロットさんという強力な恋敵がいる以上、勝ち目は薄そう……。ふ、フィンラル先輩もいい男ですよ。

　最後の方は実に盛り上がった海底神殿編ではあったが、海底神殿の人たちは結構存在感が薄かったな……。

【僕のヒーローアカデミア】
第102話　心浮かぶ
　他の生徒の必殺技についてさりげなく探りを入れる葉隠ちゃん。汚い。さすが内通者、汚い。
　葉隠透、ヴィラン連合の内通者説

　体育祭が五輪の代わりになるほど盛り上がるくらいだから、雄英に匹敵するような高校はないと思っていたので、士傑高校の存在は意外。
　雄英が東大だとすれば、士傑が京大みたいな？


　そして、久々登場の物間くんと拳藤ちゃん。

　腰元に時計をつけているのは何でだろうと思ったら、そうかコピー能力に制限時間があるからか（あんなところに時計をつけても戦闘中役に立たない気はするが）。
　以前は5分が限界だったけど、今はどのくらい成長しているんだろう。

　ここのところ、A組に拘泥し過ぎて持ち味の冷静さと、余裕のイヤらしさが失われているから、そろそろ本領発揮してほしいところだ。



　あと、拳藤ちゃんとも接近してほしい。

【ニセコイ】
最終話　ヤクソク
　素晴らしい最終回だった。

　マジで千葉県のYさんとマリーにフラグを立たせるわ、このご時世に（しかも何の前振りもなく）主人公に暴力団と公務員の兼業をさせるわ、フった女に自分たちのウェディングケーキを作らせるわと、目白押し。

　台車の上に手錠が乗っていた往年のニセコイを彷彿とさせるぶっ飛んだ内容で、皮肉でもなんでもなく今週のジャンプで１、２を争うほど面白かったです。
　ミルキィホームズ1期2期を見ているような爽やかな狂気を感じられた。

【ゆらぎ荘の幽奈さん】
第26話　チークダンスと幽奈さん
　なにこのイケメン。
　行動の次元が違うとはいえ、炭治郎を押しのけて今週一番格好いい主人公だったなあ。

【鬼滅の刃】
第25話　己を鼓舞せよ
　おお、善逸さん魅せてくれるじゃないか。
　ウソップといい、PSYRENのカブトといい、基本的にビビりな奴が命を張って頑張る姿はやはり王道である。
　戦闘中に誰かの書いた小説を避ける炭次郎も実にらしかったし、いやあ、今週も大満足。

　イノシシの人は一応人間は殺さない程度の良識はあるんだな。

【BLEACH】
　なん……だと……。まさか２週連続Cカラーとは予想してなかった。
　やはり元看板は最終回もそれなりの扱いになるわけか。

　本編はというと、ネムは手の親衛隊との戦闘ではなんだかんだで助かってたと思い込んでいたから、死んでいたのが地味にショック。
　まあ聞くところによると脳を移植したようなので、記憶は七号のものを引き継いでいるのかもしれないけど。

　かつてはネムと石田君にフラグが立ってる気がしていたのだが、全くそんなことはなかったぜ……。

　ルキアはとりあえずヒロインから脱落したようで、順当に一護は織姫と結婚してるんだろうか。
　個人的には、たつきと結ばれていたら嬉しい。
　一護が誰と結婚しても、さすがにナルトとヒナタのときのような騒ぎにはならないだろうし。

【トリコ】

　ええー……。ペアまでアカシアの真の狙いを知らなかったのかよ。
　ブルーニトロ達はアカシアがなぜネオの復活に協力するのかわからないとか言ってたけど、例えアカシアが何を企んでいても対応策があるからこそ、放置してたのかと思ったら……。

　何のメリットもないのにネオに食われることを了承した時点で怪しみなさいよ。

【左門くんはサモナー】
　前にも書いたように、序盤に比べればグッと面白くなったとはいえ、左門くんの好感度自体は（序盤のギャグにもならない本気の屑っぷりが尾を引いているのもあって）ほとんど上昇していないから、この漫画でガチ恋愛めいたことをやられても全く興味を抱けないなあ……。

　九頭龍くんがラブコメの親友ポジみたいなことをやり出すと途端にイラッとするし、主人公のキャラをここまでクズにしちゃうと、もはや真面目な話をやられてもゲンナリしてしまう。

【背すじをピン！と】
　いよいよ掲載順が危険域に。
　ここのところずっと低迷してるし、このままならトリコ・たくバツと一緒に来期打ち切りもありえそうだ。

週間少年ジャンプ36・37号 感想の追記はこちら