ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

僕だけがいない街 第9話『終幕』感想

 いや、もう確定じゃんこれ! 
 ええー、でもそれなら現代で犯人を見た悟が気づかないのは……?
 ミスリードなのかなあ。うーん……。

僕だけがいない街 第8話『螺旋』感想はこちら

※原作未読
※以下、ネタバレ注意

【八代 学】
 完全に八代が犯人じゃないの。
 バスのことを話した途端に犯人が荷物を移動させたことといい、「警戒心を解く」からの大量の飴といい、未だ独身という話といい、もう小児性愛者の不能野郎にしか見えない。

 ただなあ。もう何度も書いているように、「現代の犯人のキャラデザが50歳近くには見えない」、「現代で犯人の顔を見ている悟が全く気づいていない」という二つがネックなんだよなあ。

 逆に「怪しすぎる」というのもある。
 ただでさえ序盤から怪しさ満天のキャラだったのに、いよいよ犯人を突き止めていくというときに、ここまで露骨に犯人だと匂わせるか? というのは確かに疑問。

 やはり、八代をいかにも怪しく描いているのはミスリードなんだろうか。だとすれば、まんまと作者の掌の上で踊らされてるなあ。
 八代以外に容疑者が思い浮かばないし、これで他に犯人がいたら【Another - アナザー 】並み、とは言わないまでも、相当の衝撃を得られそう。

【加代】
 祖母が登場したときには、「ええ……? まさか、ここまでやっておいて母親の改心に着陸させるのか……」と不安が過ぎったのだけど、加代の心は母親から離れていることや、母親の涙は加代への罪の意識ではなく「自分への哀れみ」だということが語られたことで上手くバランスを取っていて一安心した。

 てっきり加代の救済と真犯人の追及は同時に行われると思っていたから、まだ話数を残したこの段階で加代のことだけ解決するとは予想外だった。
 このままフェードアウトとも思えないので、今後犯人を追う上でまた加代も関わってくるんじゃないかとは思うけど。

【新たな被害者】
 加代を嵌めようとしたことを糾弾されたことでクラスから浮いている様子の少女。
 悟が「歴史を変えたことで犯人もターゲットを変える」可能性について全く考慮に入れていないことに引っ掛かりを覚えていたところ、案の定と言うべきか、加代の代わりに犠牲になりそうな子が。

 これが最後のリバイバルという悟の言葉が本当なら(まあ、その根拠は何も示されていないのだけど)、彼女が殺されてしまったらもう助ける術が無くなるし、犯人がこの子を狙う中で何かミスを犯して、そこから悟が気づいて……、みたいな展開になるのかな。

 チョイキャラと思われた子にこうやって役割が用意されているとなると、悟にスケート勝負で手加減された男子生徒も今後何らかの形で本筋に関わってくるのかもしれない。 

【その他】
・いきなりスコップ振り回すとか、もう完全に錯乱状態だな。
・なるほど、児童相談所の職員に目撃させると。
・先生も普通に協力してくれるんだ。
・ああ、先週八代が電話していたのは加代の祖母だったのか。
・自分への哀れみの涙。
・この祖母も保護者としてはかなり不安があるのだけど、まあ孤児院よりはマシか。
・八代が目を潤ませながら良い台詞を言ってるけど、疑いの目で見てるせいで全然響かない。
・加代を救った。あとは広美とユウキさん。
・バスの話をそいつにして良いのかどうか……。
・加代が救われたことで犯人のターゲットが変わる可能性もあるんじゃないかなあ。
・みんなを救うには犯人を追い詰める方策をとるべきじゃ。
・中西彩が独りぼっち? 先週、友達と仲良さそうに歩いてなかったっけ。
・何で結婚しないの? ロリコンでインポだからじゃないの?
・警戒を解く。いやあ、もう何か……。
・飴がいっぱい。いやあ、もう。もうね。
・しかし、先生だとしたら悟ちょっと鈍すぎやしないか。
・バスの荷物を犯人が移動。八代に話した途端に……。
・ケンヤ△
・悟の歴史改変により孤立するようになった少女。