ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

ギルティクラウン 第12話 「再誕 the lost christmas」

情報量が多い回だったなあ。 果たしてこの作品はGHQの設定とか必要だったのだろうか。 【ダアトの墓守】  セフィロト(生命の樹)か。旧約聖書がモチーフなのね。まあ自分が知らないだけで以前からたくさん旧約聖書の用語が出ていそうなので、今更の話かもしれませんが。  そう言えば、春香の勤めている製薬会社もセフィラゲノミクスという名でしたね。  こうなると、8話での茎道局長の格好はやっぱりユダヤ教徒の格好だったんだろうか。  変眉ことユウは、「ダアトの墓守」だそうです。  「修一郎がとても頑張ったので我々も協力することにしたんです」という台詞からして、ダアトの墓守は集団の名称のようですね。ユウ以外にもメンバーがいるんでしょう。    マナは始まりの石に最初に触れたアポカリプスウィルスの第一感染者、すなわちイヴで、彼女の選ぶ伴侶が、次代の新たな人類の始祖となるそうですが、ダアトの墓守の目的はそれを見届けること?  今回の件を見ても、それほど積極的に「伴侶選び」に干渉はしていない様子でしたからね。  というか、次代の新たな人類って、つまり、この文明を滅ぶすということ?    「彼女の復活はロストクリスマスの再来。アポカリプスが世界中で猛威を振るうだろう。私はその証人にならねばならんのだ」と茎道は言っていたので、少なくとも彼は今の文明や大多数の人類を淘汰して、生き延びた人類で(?)新世界を作る気なんでしょう。  なぜそんな馬鹿げたことを目的としているのかは分かりませんが。  でも、アポカリプスウィルスってワクチンがあるんじゃ。今回の始まりの石発動においても、発症しない人間も結構いましたし、かなりの数の人間が生き延びる結果になりそうな気もするんですけどね。  その辺はどう考えているんでしょう。  「退きなさい修一郎。あなたは失敗しました」と言われててユウに何かされていましたけど、死んだわけではないのかな。気絶させられただけ?  ダアトの意図もよく分からないなあ。マナの伴侶は別に誰でも良いんだろうか。今のところ集に期待しているそうですが。 「汝ら、選ばれし適者の一対よ。新たな種を紡ぐ、血の交わりを」  ユウは明らかに人間ではないですね。人間を超えた超常の存在のようです。  となると、彼がヴォイドを使えるのは「セフィラゲノミクスが3基のみ培養に成功した強化ゲノム」を使用したわけではないのかな。  前回の感想で、ユウは3人の王の器のうちの1人だと書きましたが、そういうわけでないようです。  と言うよりも、茎道局長が「プロポーズ」出来、それをダアトの墓守が支援したことからして、ヴォイドゲノムの使い手であることが、「王の器」の条件というわけじゃないのか。  まあ、今まで使っていないだけで、局長もヴォイドゲノムの使い手という可能性はありますが。  未だ「ヴォイドゲノム」の使い手が集以外にいないとすると、これから2人、普通の人間の中でヴォイド使いが現れるのかもしれません。   【桜満マナ】  集の実姉という認識で良いんだろうか。  エンドロールに名前が書かれないから(いのりと声優さんが同じだから?)「マナ」の漢字が分からない。  彼女の肉体はもう滅んでいたのね。  茎道はいのりの肉体にマナの魂を注ぐことで、マナを復活させようとしていましたが、10年間彼女の魂はどこにあったんだろう。あの世? あの世が存在する設定なのかなあ。今回の世界観からするとあってもおかしくはないですが。  彼女がどういう経緯で第一感染者となったかは不明ですが、10年前の時点で自分が「イヴ」だという認識はあったようですね。  実弟である集に近親愛を抱いていたのか、彼女自身はその伴侶として彼を選んでいたようです。    始まりの石によって従わせられているせいで、彼女は正気ではないらしく、今回はいのりのヴォイドで一度眠りにつかせました。  今後は、彼女の心を取り戻す形で眠りから覚ます手段を探すことが集の目的になるのかな。    ロストクリスマスの日、涯(トリトン)に銃をプレゼントし(どこから手に入れたんだ。どこかの組織と繋がっていたのかな)、ツリーの☆を撃たせていましたね。  その直後、涯が撃たれて倒れたわけですが、あれは誰が撃ったものだったんだろう。  マナは銃を持っていませんでしたし、第三者?   いや、だとすれば涯に銃を渡した意味が分かりませんから、涯が自分で自分を撃ったのかもしれませんね。身体を操られて、とかで。  それにしても、あの場面は涯が撃たれた経緯が見えないようになっていて、つまり、あれも伏線なんでしょうね、多分。  六本木フォートがマナの心で形作られた幻影というのは、よく意味が分かりません。  荒廃した旧市街がありましたが、あれらが全部幻影なの? 本当はあの土地は真っ新で何も存在しない、とか? 【恙神 涯】  大島(おそらく)の浜辺に漂着していた少年。  記憶を失い、自身の名も思い出せず、マナにトリトンと名付けられました。  ただ、「その斑点はあの石からのウィルスだ。父さんが言ってた。それは人を狂わすって」と言っているんですよね。  始まりの石や父親について言及していて、果たして彼は本当に記憶を失っていたのでしょうか。  もしかして、この「父さん」は桜満クロスのことなのかなあ。彼に始まりの石やウィルスについての説明を受けた? だとすると、クロスは何のつもりで。  うーん、でも浜辺に漂着していた時点で、何らかの厄介ごとに巻き込まれているんだよなあ。  トリトンと名付けられた当時は記憶を失っていたけど、後に思い出したということなんだろうか。 「俺はこのときを待っていたんだ。あんたと、そしてマナと対峙できるこの瞬間を」  茎道修一郎と涯は浅からぬ因縁があるようですね。この2人が親子とか、かなあ。  つまり、上述の「父さん」とは茎道、ということもありえそう。でも、涯は何か西洋人っぽいんだよなあ。  しかし、涯は本当に死んでしまったんでしょうか。まあ、肉体が消滅しても魂が残る場合がある世界ですし、彼の魂も後に登場しそうですけどね。  マナをその手に抱きたい、という願いはこれで果たされたことになるのか。  問題は、葬儀社の今後ですが、彼無しで回すのは大変そうだ。まあ、参謀役である四分儀はいますが。  そもそも、未だに葬儀社の目的が不明なままなんですよね。これから彼らは何を目的に活動していくんだ?  それと、6話で「涯は信用できない」と書いたけど、穿ちすぎだったようです。  「ヴォイドを強制的に出現させるヴォイド。人の心を引き出す銃」が彼の心だそうですが、人たらしの自分にコンプレックスがあったということでしょうかね。 【桜満 集】  記憶の楔が解け、新しい王のモードに入った。  対象を気絶させずヴォイドを取り出せるようになったり、更に、集以外の人間もヴォイドを使えるようになりましたね。これは、誰でも任意のヴォイドを使用できるのか、それとも自身のヴォイドしか使えないのか。  対象の手を握りながら取り出すというのが、この条件なのかな。  桜満春香はやはり集の実母じゃなかったか。 【その他】 ・アンチボディズの連中は新世界を造るという目的を知って茎道に従っているのだろうか。 ・いのりのヴォイドはどういう機能なんだろう。 ・いのりは、茎道達がマナと意思の疎通を図る為に造ったインターフェイスインスタンスボディ。いつ造られたのかな。肉体年齢は10歳ではないので、最初からこの姿だったのか、成長が早いのか。 ・もはや日本の独立がどうとか以前に、人類滅亡の話になっていますが、これ、GHQに日本が占領されているとかいう設定必要だったのだろうか。 ・情報量が多すぎて感想書くのがしんどい。