ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

ギルティクラウン 第8話 「夏日 courtship behavior」

放送日ですみません。 最近ちょっとギルティクラウンの視聴はモチベーションが下がってきました。 一部で叩かれているほど酷くはないと思いますけど、ストーリーとキャラに魅力が……。 期待はしているので、何とか挽回してほしいところ。 【桜満クロス】 クロスってどういう漢字なんでしょう。それにしても変な名前多いですよね、この作品。 変換が面倒です。 集の父親であるクロスは旧天王洲大学教授で、アポカリプスウイルス研究の第一人者だったそうで。 アポカリプスウイルスの研究者だったのにロストクリスマスで死んでしまったんですね。 というよりも、ロストクリスマスの発生に関わっていそう。 彼の死は春香が倶奉院翁と話していたこととも関係あるのかな。 茎道が桜満クロスのIDカードでGHQ施設に侵入したということは、クロスはGHQの職員だったんでしょうか。 ということは、GHQはロストクリスマス以前にも日本にあのような施設を持っていた? それとも、あの神社の施設は元々は別組織の施設だったのが、ロストクリスマス以降GHQに接収されたということでしょうか。 しかし、その場合ID認証をそのままにしてはおかないか。だとすればやはり、GHQは以前からあの施設を持っていて、クロスはそこの関係者だった可能性が高そうです。 彼の墓は外国人墓地というか、キリスト教のように見えましたが、クロスはキリスト教徒だったのかな。 教え子だった春香に手を出すという一面も。 とはいえ、どうも春香は集の実母ではない気もしていますが。恩師の子である集を引き取った、とかじゃないかなあ。 【茎道修一郎】 GHQ施設に侵入(だけでなく衛兵を殺害)し、「始まりの石」を強奪したということは、やはりこの人は単なる役人というわけではなく、GHQに背くような何かを企んでいるようです。 それが日本の独立といった真っ当なものなのか、それとも、全く違う良からぬことなのかは分かりませんが。 ルーカサイト計画の目的が涯の言うように「日本人の抹殺」だとすれば後者しかありえないですけどね。 桜満クロスの知人だったようですが、袂を別っていたようです。 「幸福な日々を想うより、なお大いなる苦しみはなし。クロス、私は止まらんよ」とクロスの前で宣言するということは、彼の企みはクロスの意に沿わないようなことなんでしょう。 「始まりの石」がアポカリプスウイルスの発生源だとすれば、まさに日本人(あるいは全人類)の抹殺が目的とかかなあ。 ワクチンが作られてアポカリプスウイルスでは日本人抹殺が叶わなかったので、さらに強力にしたウイルスを製造して撒き散らすつもりとか。 涯とも知り合いのようですが、どういう過去を持った人なんでしょうね。 【魂館颯太のヴォイド】 「開く」能力なのは、もしかして集(だけとは限りませんが)の心を開きたいという想いからでしょうか。 カメラの形からは想像できない能力だなあ。ヴォイドの見た目とその能力とは関連性があるとは限らないみたいですね。 颯太の場合は「カメラが好き」という嗜好がヴォイドの形となり、「他者の心を開きたい」という想いがヴォイドの能力になった(?)みたいですから。 「心のありようでヴォイドも変わっていく」か。 そうすると、もし涯が、あるヴォイドの存在を前提に作戦を立てて、そのヴォイドが直前に機能を変えたりすれば大変なことになりますね。 しかし、集の「颯太は空気が読めないから苦手」発言は……。 お前が言うな。 【桜見集と楪いのりと校条祭(めんじょう はれ)】 そういえば、集はいのりと涯が男女の関係にあると誤解したままなんですよね。 葬儀社の面々は告白できない集を責めていましたが、それはちょっと酷じゃね? まあ彼氏がいる(と思ってる)相手にいつまでもウジウジ未練を抱えてるのは確かに女々しいですが。 涯に「いのりを颯太を呼び出すエサに使え」と言われて、なぜあんなに嫌がったのかは理解不能です。 別に、「いのりが○○に来てほしいって言ってた」とでも言えば良いだけなのに。 どうせ前後の記憶失って気絶するんだから、別荘に運んで布団の中に入れておけば、あとはすっとぼければそれで終わるでしょう。 どうも、やはり集には感情移入しにくいなあ。 祭(これで「はれ」と読むのか)は集のことが好きで、いのりを恋敵だと認識したようですが、だとすれば彼らの同棲疑惑にもっと突っ込むべきじゃないのか。 何で颯太の発言以降、そこに全く触れようとしないんだろ。この子の思考も理解できない。 【突っ込みどころ?】 というか今週は突っ込みどころ(不自然な描写)がやたら多かった気がする。 以下疑問に思ったことを羅列。 1,親戚の別荘が大島にあることの説明に、「子供の頃こっちに住んでいたことが~」 別荘が大島にあることと、昔そこに住んでいたことは関係なくね? 普通別荘って住んでる場所とは違う所に所有するもんでしょ。 2,集といのりが桜満家に入っていくのを見た。だから2人は同居している。 何で集の家に入っていったらそこに住んでいるということになるの? ただ遊びに行っただけかもしれないじゃん。 3,颯太に会った後、綾瀬がツグミのメイド服に突っ込む。 着替えて、準備をして、颯太の所に行くまでに、しばらく一緒にいたはずなのに、なぜ今更そこに突っ込むんだ? 最初に目にした時に言うことだろう、それは。 4,何で涯は観光地で素顔を晒して歩いてるんだ。 これは今回に限らないですが。 5,集が口にした「春香」という名前に反応する涯。 素性も家族関係も調べているはずなのに、なぜ今更春香の名前にあれだけ反応したんだ。 6,「集の今晩行く」という台詞は「今晩、颯太の告白をサポートするから行ってこい」という意味だった おかしい。明らかに「今晩行く」という言葉はそんな意味にならない。 7,指定の場所ではない所でヴォイドを取り出す じゃあ、なぜあの場所でグズグズさせていたのか。いのりはとっとと指定の場所に颯太を連れて行くべきだったはず。 やりたいことは分かるんですよね。 例えば、はなぜそんな不自然なシーンになったかというと、「涯が春香と特別な関係にあると視聴者に印象づける為」でしょうね。 の場合は、「集がいのりに告白するのか」と視聴者をミスリードする為だと思います。 そういう「やりたいこと」をストーリーに入れる為に、整合性を無視する(あるいは整合性に考えが及んでいない)事態になってしまっています。 「やりたいこと」をいかに自然と話に組み込むか、というのが脚本家の腕の見せ所だと思うんですが、今回の脚本家さんはやや能力不足という印象を受けました。 気になってWikiで見たところ、今回脚本を担当した鋼屋ジンという方は、元々ニトロプラスシナリオライターで、アニメの脚本を書くのは初めてみたいですね。 上から目線になって申し訳ないところですが、視聴者としてはもう少し精進して頂きたいと思いました。 ダリル・ヤン少尉】 父親であるGHQ司令官ヤン少将から嫌われているみたいです。 どうも彼の母親が淫蕩な人で、ダリルは少将の実子かどうかも怪しいとか。 彼がフォートの母子を手酷く扱ったのは、「母親」というものへの嫌悪感があったからでしょうか。 肉体的接触を嫌うのも、淫蕩(=他者との肉体的接触を好む)な母への嫌悪から来るものかな。 しかし、ダリル少尉にはカマセな悪党で終わってほしかったので、「哀れな過去を持った系の悪党」になっちゃったのは残念。 これで改心とかしちゃったらさらに失望します。 【茎道の格好】 この聖職者の格好ってユダヤ教でしょうか? 映画『インサイド・マン』に出てきたユダヤ教の「坊さん」が、こういう黒服・黒帽子の格好だったような。 しかし、正直自信がないです。 このアニメは反米指向が強いので、茎道にユダヤ教の聖職者(ラビ?)の格好をさせたのは、反ユダヤ的なメッセージを込めて……? みたいなこと書こうと思ったんですが、ユダヤ教について調べると色々複雑ですね。 ググったところ、ああいう黒服を着るのは正統派という教派らしく、陰謀論者の方々が言ういわゆる「金融ユダヤ人」はああいった服装はしないとか。 この陰謀論によく出てくる「金融ユダヤ」と言われてる人々は、教派としてはどれに属しているんでしょうかね。 正統派というのが最も宗教的な教派で、保守派が多数派、改革派が世俗的だとか。 この中だと改革派かなあ。 以前ニュースで聞いたことはあったんですが、正統派の中の「超正統派」は反シオニズム、反イスラエルを掲げている人々もいるらしいです。 と、もっと調べていくと「金融ユダヤ人の親玉」と陰謀論者から言われている「ロックフェラー家」はバプテスト派キリスト教徒を自称しているのか。 陰謀論者の方々は「それは嘘で、本当なユダヤ人だ」と言っているみたいですね。 つまり、陰謀論者が言う「金融ユダヤ」とは「ユダヤ人ではないフリをしているユダヤ人」も含まれているようなので、教派は関係ないのかな。 というわけで、「日本人を虐殺する茎道にユダヤ聖職者の格好をさせた=反米・反ユダヤアニメ」というのは穿ちすぎだったみたいです。結果、無駄話が過ぎてしまった。 そもそも、茎道の格好が本当にラビなのかどうかさえ自分には分からないですしね。普通にキリスト教の格好かもしれません。 しかし、「ラビ」で検索すると『D.Gray-man』のラビが多くヒットします。 もしかして、このキャラ名の由来はユダヤ教聖職者「ラビ」なんだろうか。ずっと「ラビット」から来てるものだと思っていましたが、作品のモチーフからしてもあり得そう。 【公式サイト】 公式サイト見てきたら、「キーワード」……。 これは本編で解説しないとダメでしょうよ。 特にルーカサイト計画とかOAUとかリーブ・ネイションズとか。ルーカサイト計画は「日本人を抹殺する為」とか言ってたシーンで、ここに書かれてるようなこと説明すれば良かったんじゃないの? OAUはアフリカの国家連合で合ってたのか。 「アフリカ統一機構」ではなく、「アフリカ国家連合機構」という名称のようですが。 でも、5話で派遣されてきた一個小隊には非黒人が結構いたような。