ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ13号(令和5年)感想2

 改めて色んな作品の感想を書いてみて思ったけど、今のジャンプは紛うことなき暗黒期だと思う。マジで。

 

※以下、ネタバレ注意

ONE PIECE 第1076話『旧友』感想はこちら。

neoamakusa.hatenablog.com

週刊少年ジャンプ13号(令和5年)感想1の感想はこちら。

neoamakusa.hatenablog.com

【一ノ瀬家の大罪】

 先週のあの引きから、ただ子供が出てくる肩透かしの時点で相当罪深いのだけれど、更にそこから、ただひたすら夫の不安に悩む主婦を描き、ラストも手垢の付いた「痴情のもつれで相手の子供を誘拐(通常は不倫相手が本妻の子を攫う話が多い印象だけど)」と。

 せっかく、『ループ』という引きがある要素を出してきたのに、その間の本編が、残飯投げと似たような下らない内容で終始してるから、何一つ興味を持てないのよね……。

 どうせまあ、『ループ』の正体も、研究機関か何かで行われてる仮想空間で、ニセ父はそこの職員とか、その程度のオチになりそうだし。

 

【デッドライン(読み切り)

 内容とまったく関係ないんですが、フェイトのヘラクレスや、胎界主のメフィストフェレス君主陛下も、命を12持ってるんですよね。
 この命が12個あるってのは、何か聖書的な元ネタがあるんですかね。

 

【夜桜さん家の大作戦】

 トリコのアカシアなんかもそうなんだけど、私は散々悪役のムーブをしてきた奴が「真なる巨悪を倒すための演技で、実は善人だった」というオチが大嫌いなのよね。
 その、悪役だった頃の姿が好きだった読者を裏切るような展開でしょ、それは。

 まあ、百の場合、この作品の作風的にどうせ最後には改心するだろうと思って、何の期待もしてなかったから、アカシアの時のような失望を覚えずに済んだけれど。

 しかし、その「真の敵」が更に昔のご先祖様ってのはもう、いい加減にしてくれよと。
 スパイ協会とかの存在を描いておきながら、どこまで狭い世界のまま突き進むんだこの漫画は。
 夜桜さんを読んでると、出口の無いトンネルの中にいるような錯覚を覚える。

 

【僕のロボコ】

 これ……面白い、のか……?

 私には解らない。
 ただ、パロをやる為だけのギャグ漫画になってない?
 読者を笑わせようとする独自のギャグを放棄してるような……。

 

【大東京鬼嫁伝】

>「私、今みたいな毎日が壊れるの嫌だよ?」

 主人公の家にヒロインが住み着く展開を24話も描いておきながら、主人公の妹がヒロインのことを「今みたいな毎日」に微塵も含めていないってのは、この漫画の明確な失敗の一つですね。
 同居家族と関係を深めるエピソードをどこかで入れるべきだった。

 

・バリア付きとはいえ、滝から落ちた人間が屋根を突き破って墜落するって、どんだけきわっきわに建てられた屋敷なんだ。
・飛沫がかかってしょうがないでしょ、普段から。

・そもそも、すぐに国家守衛隊長がやってきて城に向かうんだったら、建築物に落ちる必要無いよね……ただの滝壺近くの地面で良かったのでは。

・というか、食人を目的としてた野良妖怪が、守衛隊に通報したのも意味不明なら、通報を受けて守衛隊長が1人でやってくるのも無茶苦茶だし。

・今の無能な担当とは縁を切って、次回作はもう少し、不自然な内容になってないか推敲してくれる編集者を見つけた方が良いと思う。

 

【ギンカとリューナ】

「てめー、これのどこが幸せだ」

「母がいることの~」

「なんで、てめえにそんな説教かまされなきゃならねーんだ」

 

 お前が訊いたんだろ。

 訊かれたから答えただけで、別に説教ってほど大した話してないし……。
 会話劇がいい加減過ぎじゃないの、いくらなんでも。