ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ6・7号(2019年)感想 その2

 後から思いついた感想等々のまとめ。

週刊少年ジャンプ6・7号(2019年)感想 その1はこちら
ONE PIECE 第929話『ワノ国将軍 黒炭オロチ』感想【週刊少年ジャンプ6・7号】はこちら

※以下、ネタバレ注意
【呪術廻戦】
 姉妹についての話題の中で「嫡男」という言い回しをしているということは、真希真依には兄がいて、その彼が禪院家の跡取りになるのかな?
 とはいえ、この会話の時点で既に真依はそれなりに成長してるので、「嫡男」は真希真依の弟という可能性もあるかも。
 幼少期から既に禪院家の術式が発現しているかどうか判別が付くのなら、ではあるけど。

 どうだろうなあ。
 この漫画の作風を考えたら、ここらで禪院家の跡継ぎたる中学生キャラを出してきそうな匂いはぷんぷんするので、弟という線が濃厚?

 ……などと書いていたのだが、これについてタイツマンさんから↓のような指摘を受けた。
 なるほど、確かにこれならば今までに語られた禪院家のイメージとも合致するし、男尊女卑という禪院家の家風から考えても、自然ではあるだろう。

 が、しかし。だがしかし、である。
 果たして↑のような意図での会話だとしたら、「かえって良かった」などという言い回しがされるだろうか?

 魔女っ娘こと西宮の言が正しいとすれば、禪院家にとっては非術師は人間ですらないのである。
 であるならば、宗家から(例え女子であろうとも)「人でなし」が産まれてしまった絶望的な状況について「かえって良かった」という呑気な表現を使うとは考えにくい。

 言い表すとすれば、「不幸中の幸い」「地獄に仏」のような、『最悪の状況だが、最悪の中ではまだマシだった』といったものになるはずだ。
 「かえって良かった」のような肯定的な表現になるのはあまりに不自然だ。


 だとすれば、だとすればである。
 やはり私の言ったように、禪院家にまつわる他の呪術師の評価自体が誤ったものだと考えるべきではないだろうか。
 つまり、その1の感想で書いたように、この禪院家の会話は「(嫡男の給仕になるくらいならいっそ呪力が皆無で呪術師と完全に縁が切れたのは)かえって良かった」という意味だと解釈すべきだと、私は主張し続けたいと思う。

>姉妹百合
 ええい、百合はいい!
 憂太×真希を早く描け!!


 前回から薄々感じてはいたが、この2人の関係は夜一さん×砕蜂隊長を思い出すな。

 実は真依の初恋の相手はメカ丸で、そして、彼が三輪ちゃんに惚れていることに気付いているということであれば、この時の行動を魔女っ娘ともども許してやってもいい。

 ……あれ?
 適当に言ってみたけど、真依→メカ丸→三輪ちゃんという構図……めちゃめちゃアリじゃね……?

>抱負
 芥見先生、丁寧な原稿ももちろん結構なのですが、単行本の字の方も今回の書初めくらい丁寧に書いて下さいお願いします。


鬼滅の刃
 童磨さん、なんか三國無双キャラみたいだな。

 彼の言う屁理屈は、「人間の命に価値は無いから私の芸術に使うことで高尚な存在に昇華してやってるんだ」という玉壺さんの与太話と言ってることは同じなんだよね。
 「死の恐怖に怯える人間を救っている」と豪語する割りには、病人や老人ではなく、明らかに若い女ばかりを好んで食べているしなあ。

  ひょっとしたら童磨さんも鬼になった当初は人を喰うことに罪悪感を抱えていて、それから逃れる為に作った正当化の理屈だったのかもしれない。
 そして、時と共に、本気で「自分はその理屈を信じている」と思い込むようになっただけなんだろう。

 本当にそういう信念があるなら、女の生首を壺に飾るなんてこともしないだろうしなあ。

「頭から血を被ったような鬼だった」
 一部分だけ色の違う髪を指しての言葉なんだろうけど、なんか笑ってしまう。
 なぜ直接そう言わないで、死の間際にそんなポエミーな表現を。


 ああ、これオールマイト死後の最終決戦で、OFAの中のオールマイトの意識がデクに語り掛けてくる展開か。


【獄丁ヒグマ】
 どうやって両親を介して情報を聞き出したんだろう。
 怪異を証明できるわけじゃないし、警察でも装ったのかな。

 いやあ、祖母を思いやる孫娘の話は普通に感動的だから良さそうだなと思って読んでたら、まさかの回跨ぎでド肝を抜かれたや。
 ここは新キャラの出番先延ばしにしてでも、一週で決着付けた方が盛り上がったんじゃないですかねえ……。


ゆらぎ荘の幽奈さん
 宮崎さん、襖越しに皆が食事してる廊下でコガラシさんとセックスする妄想したりと、露出狂の気があるんだよね。

 というか、コガラシさんと学校違う連中も修学旅行に付いていくつもりでいない?
 ず、図々しい……。


火ノ丸相撲
 最近あんまり気持ちが付いていけてないのだけれど、「潮の体格だとさすがに横綱になるのは無理があるから、やっぱ一般的には横綱相撲と見做されない技も使っていって横綱になることに路線変更した」……って解釈で良いんかな。
 そしてそれを自分なりの横綱相撲だと強弁していると。

 いやまあ、分かるんだけどね。
 その変節もまた潮なりの相撲愛だという流れは散々説明されてきたし。

 ただ、やっぱりどうしても卓袱台を返されたように感じちゃうんだよなあ。
 だって実際のところ、横綱が今の潮みたいな相撲を取ってたら……嫌じゃない?

 まあ、小兵が本当に横綱になってしまったら、判官贔屓で潮みたいな相撲でもそれなりに擁護したくなるかもしれないが。



【ジモトがジャパン】
 「キビダン丸」は霊丸とハルケンブルグ王子の念能力を合わせたパロかな。

 と思ってTwitter検索してみたら、誰もハルケンブルグ王子に言及していなかったので、このパロに自力で気づいたのは私だけだったんだな、と優越感に浸れた。

【乱破連弾】
 うむ……うむ。
 いつもの田村漫画のノリ……。面白いは面白い、けど。コメントしにくいな……。
 もうそろそろDQNモブはいいんじゃないでしょうか?

 ただ、いかにもな音楽科教師を悪役にしないバランス感覚は良かったと思う。