ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ3・4合併号 感想1

まずはワンピース、ワートリ、ヒロアカ、読み切りの感想

以下、ネタバレ注意
【ワンピース】
ミンク族とワノ国
昼夜交代で戦っていたとはいえ、四皇の最高幹部と互角に戦えてるんだから
イヌアラシ公爵とネコマムシ親分はかなり強いなあ。
七武海か、白ひげ海賊団の下位隊長格くらいの強さはありそう。
公爵はともかく、ネコマムシの旦那はジャックに相当な恨みを抱いている様子なので
もし、ワノ国がカイドウに占拠されており、錦えもん達の渡航目的が、
祖国解放のためにミンク族に助力を請うことだとすれば、親分は応えてくれるかもしれない。

もちろん、ネコマムシの旦那は元々ワノ国に良い印象を持っていない様子だったし
カイドウとの諍いに巻き込まれた形のミンク族とそれなりにいざこざはあるのだろうけど、
基本的にはミンク族はみな善人ばかりのようだし、最終的には和解できるのだと思う。

百獣海賊団とドフラミンゴ
ジャックが島を出たのは、ドフラミンゴが倒された報道を見たことが原因と判明。
シーザーが公開実験でぶっ飛ばされたことを、カイドウ一味らしきシルエットが
「ジャックの耳に入れておけ」という会話を交わしていたはずなのだけれど
そのときジャックは、シーザー奪還よりもミンク族を拷問することを優先したのかなあ。
そうだとすれば、カイドウ一味(あるいはジャック個人)にとって
優先順位はドフラミンゴ>>>シーザーなのかな。

両者の関係はもっとビジネスライクなものだと思っていたのだけど、
思ったよりも根が深いのかもしれない。

カイドウ自身、心待ちにしてる様子の「大戦争」の計画についてドフラミンゴに任せていたし、
単なる取引相手ではなく、側近みたいなものだったのかな。
ドフラミンゴの「若」、「若様」という呼称は、『百獣海賊団の若頭』という意味とも考えられる。

しかし、案の定というべきか、ジャックはモーガンとは別人だったか。
まあ、顔は似ているので、右腕が生えたのだとすれば同一人物という可能性もまだ残っているけれど。


ワールドトリガー
まさかのキテレツ大百科縛り。
「コスケロ」の名前を見るまでは気づかなかったなあ。
ガトリン→トンガリ
ラタリコフ→ブタゴリラ
コスケロ→コロ助
レギンデッツ→キテレツ
ヨミ→みよちゃん
で合ってるかな。
ウェン・ソーはちょっと微妙だけど、勉三さんが元ネタだろうか。
こうなると国名の『ガロプラ』もキテレツ大百科に由来しているのかもしれない。

僕のヒーローアカデミア
八百万さんと砂藤くんはひたすら食べながら個性の使用。
轟くんは身体を温めながら氷の能力をひたすら使用。
この辺は分かるんだけど、かっちゃんとお茶子ちゃんの修行内容がよくわからなかった。
その後、お茶子ちゃんについては、バブルボールに入って
身体を浮かす訓練をしていると聞いて納得。
ヴィラン連合が生徒にも知らされていないような合宿場所に現れたということは
雄英学園側にスパイがいるか、
もしくは、ラグドールさんのような探知能力者を擁しているかのどちらかかな。

これほど危険な訓練で、個性使用許可に関わることとなると
事前に警察等に届け出る必要があるとしても不思議ではないから
警察関係者も怪しく思えてくる。

救助訓練場を襲撃したときは、マスコミに紛れて学園に侵入し、
授業予定を盗み見たうえでの犯行だったので
いずれにせよ、ステイン逮捕後に加入したメンバーの力によるものだろう。
……いや、そうとも限らないか。
「授業予定を知るために学園に侵入した」というのはあくまでも雄英側の推測に過ぎないから
学園の門を破壊したのは、予定表を入手するために侵入したと思わせるための単なる囮で
実際はあのときから内通者、ないし探知能力者がいた可能性もある。

ただ、内通者がいるとしたら、ただの「狼煙」のために
雄英側に疑惑を持たせるようなことをするとは考えにくいから
新たに探知能力者を陣営に加えたという方が自然かもしれない。


シリアス以外に目を向けると
轟君が炎の個性を何気ないことに使用することに
笑みをこぼす場面は感慨深かった。

これまでも戦闘以外では炎の個性を使ってはいたらしいけれど
明るい表情で仲間のために炎を出せるようになったのは
轟君の屈託が解消されつつあることが感じられた。

【クリメイターズ】
名作「ダイの大冒険」の原作者である三条陸先生と、
ぬらりひょんの孫」の作者である椎橋先生がタッグを組んだ読み切り。

幼少期に「ダイの大冒険」を読んで育った身としては辛いのだけど
正直言って、この読み切りは全く面白くはなかった。
前回、椎橋先生が描いていたサッカー漫画に比べれば随分マシではあるものの
ツッコミどころが多かったと思う。

まず、敵の女保険医は逃げるために騒ぎ起こしたはずなのに
なぜか学校に居座っているのが疑問だし
主人公・十法院が、なぜ今も学校に敵が潜んでいると推測したのかもわからない。

わざわざカマをかけて保険医の反応を見ていたのだから
クリメイターだからといって気配やオーラのようなもので
敵を探れるわけではないはずなのに
どうして一直線に学校へ向かったのだろう。

結果的には敵がまだ保健室でグズグズしていたから良かったようなものの
既に街中で騒ぎを起こしているのだから、普通に考えれば
街からの逃走を図っていると推測するんじゃないかなあ。
ヒロインの背景として語られた「行方不明の生徒の調査を学校に頼んだら
学校が動いてくれなかったからグレた」
というのも
非常識すぎて全然感情移入できないなあ。
それは学校じゃなくて警察の仕事だろうとしか言いようがない。
作品全体に漂う古臭さは
椎橋先生の独特な絵で比較的目立たなくなってはいたものの
これを連載にと考えた場合、短期打ち切りの憂き目に遭う気がしてならない。
ただ、「ダイの大冒険」の思い出があるので
もし、連載があるのなら歓迎したいなあ。
三条先生の力は連載作でこそ発揮されるのかもしれないし。

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