ネオ天草のジャンプ感想日記

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HUNTER×HUNTER 第363話『念獣』感想【週刊少年ジャンプ32号】

 ???「あはっ☆ アラサーのBBAがミキの喋り方を真似するのは、さすがに痛すぎると思うの」
bg_miki

週刊少年ジャンプ32号(2017年)【ONE PIECE】感想はこちら
週刊少年ジャンプ31号(2017年)感想はこちら

※以下、ネタバレ注意
HUNTER×HUNTER
 違う、違うんだ……。
 確かに冨樫先生ならカミーラ王子のキャラはギャップをつけてくるだろうとは予想していたけど、こういうんじゃないんだ……。

 母性とは最も遠いところにいるキャラだったな

 というか、ツベッパ王子はタイソン、ルズールス、サレサレを「志が無い」と断じていたけど、
じゃあカミーラには何かしらの志があるのか……?
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 ここで言う「志」とは、国家を導くヴィジョンのことではなく、単に「王になる意志」というだけのことなのかな。

 いや、その場合でもタイソンは王への意欲を見せている描写があったしなあ。
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 あるいは、ツベッパは妹が王への野望を秘めていることを知らないのかもしれない。

 イズナビが守護霊獣を見て動揺している描写もあったし、
意外にもタイソン王子が継承戦のダークホースになったり?
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 さて、ベンジャミンの意外な一面が描かれた回だったが、むしろ私が気になったのはチョウライ王子の方だ。
 王になる条件について、カミーラとはニュアンスの異なる問いをしてきたというのは、ひょっとすると他の王子を殺さずに脱落させることが可能か否かを確かめたということなのでは?

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 彼の守護霊獣は上位王子の中では珍しく醜悪ではない外見をしているし、赤子であるワブル王子を真っ先に狙った者を軽蔑していたようだから、「奢侈を尽くす」とはいえ、人格的にはホイコーロ一族の中でも比較的まともな人なのかもしれない。
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 しかし、チョウライさんの陣営に念能力者が一人もいないとは……。
 一気に下位王子の陣営に抜かれちゃってるじゃん……。なぜプロハンターを雇わなかったのか。

 とはいえ、プロハンター達のほとんどはあくまでも護衛の任務のために雇われているので、暗殺などには手を貸してくれないだろうから、その点ではまだ私設兵のアドバンテージはあるな。
 ハンターを雇った王子に暗殺を仕掛けても返り討ちに遭うだけだから、不利なことには変わりないけど。

 そういえば、今更だがテータさん達はハンター協会準会員の審査を受けていたわけだから、念能力者だけどプロハンターじゃないのか……。
 だとすると一体何者なんだ?

 王子の監視役として派遣される兵士達には知らされていないだけで、一応カキン軍にも念能力のノウハウがあるようだから、テータさん達も元カキン軍人とかかなあ。

 どちらも念能力について全く知らなかったのに、ツェリードニヒの私設兵には二人も念能力者がいて、チョウライさんにはゼロなのは可哀想過ぎる。