ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ47号(2019年)感想

 はぁぁ……味わってみてえ。味わってみてぇなあ。

 応援してるヒロインが敗北する失意ってやつを、一度でいいから味わってみてえよ。

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 ジャンプ46号の感想はこちら。

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【ぼくたちは勉強ができない】

第132話 薄明に水辺の君はやがて【x】に漕ぎつく

 え、マジでこれうるかちゃん勝ち確じゃん。

 ここまでメインヒロインとサブヒロインのセット回が続いたので、てっきり今回も妹が絡んでくると思ってたのに、まさかの単独回。

 いよいよ、ヒロインレースも佳境か。

 

【鬼滅の刃(補足)】

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第179話 兄を想い弟を想い

 玄弥が死んだことで他の同期組からも死人が出る可能性も浮上してきたなあ。

 一番ありそうなのは「独り身」の伊ノ助だけど、善逸が禰豆子を残して逝くというのも考えられなくはない。

 

 炭治郎やカナヲちゃんが死ぬのが確かに一番ショッキングではあるが、ゴトゥーゲ先生の作風的にそこまで荒涼としたエンディングにはしなさそうってのと、かつて自分がそうして貰ったように赤子を守り育てていくのが本当の強さだというのがテーマの一つだから、鬼滅の最終回では炭治郎が家庭構えてると思うんだよね。

 

 「意外なキャラを死なせる」という展開自体は、その辺のしょうもない漫画家でも描ける。

 ただそういう作品は大抵の場合、「読者にショックを与えたろwwwうぃひひひひひwwww」というゲスな狙いが透けて見えちゃって、悲しみより反感が先に来る場合がほとんど。

 ゴトゥーゲ先生も明らかに「意外性」を狙ってキャラクターを殺してはいるんだけれど、一方でその中には常に優しい目線が感じられます。

 ただ単に読者にインパクトを与える為の道具として扱うのではなく、キャラの魂を尊重していることが伝わってくるからこそ、こちらも素直に泣いてしまうんだよね。

 その辺がワンピ以外で唯一、鬼滅を紙で購入している理由なんだろうなあ。

 波長が凄く合うのよね。

 感受性豊かで優しい人間同士にだけ通じ合うモノが込められているというか。

 

 無一郎くんはおそらく鬼滅でもトップクラスの人気キャラで、ある意味ここが悲しみのピークだとは思うけど、次の犠牲者であるオバミツや冨岡もそれなりにファンは多いから、またTLに涙の嵐が吹き荒れることを想像すると今から胸がどきどきしてくる……。やるせなさで。

 

>神様

 鬼滅キャラが度々他者の死の間際で「神様」に祈るのがちょっと気になってる。

 大正時代って、クリスチャン以外の人が思わず「神様」に呼び掛けたりするのかな。

 あんま当時の日本の神のイメージってそういう類のものでは無かった印象がある。

 

【ONE PIECE(補足)】

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第959話 侍

 モモの助達が20年前から飛んできた「情報が確か」という言い回し、もしかしてオロチ様本人がかつておトキ様の能力によって実際に時を超えたのかもしれないな。

 オロチ様はおでん公に「大恩」があるそうだから、昔はそれなりに親密な間柄だったのだろうし。

 

 カイドウにその『確かな情報』を伝えて全軍で殲滅するのが一番確実なのにそれをしていないということは、オロチ様の握っている情報経路は、

 

・到底他人に信じては貰えない胡散臭い代物

・カイドウに対しても万が一に備えて温存しておきたい強力な切り札

 

 のどちらかなんだろう。

 やっぱりこれは内通者ではないと思うなあ。

 占いとかそんなヤツなのでは。

 

 「侍達を確認しておらぬ」という台詞も、最初は自分自身の目で見ていないという意味かと思ったけど、人を介しても「確認」という言い方はするよね。

 つまり、オロチ様は伝聞としても未だに「錦えもん達が現代にいる」事は『確認』してないんじゃないかな。

 

 要するに何が言いたいかというと、オロチ様は自らおトキ様の能力を体感したが故に、彼女が遺した「20年後に9人が蘇る」という言葉が真実であると知っているからこそ、未確認にも関わらず錦えもん達の暗躍をこれだけ確信してる、と。

 これならオロチ様が侍たちの復活を確信しているにも関わらず、その根拠を家臣達やカイドウ達にも話せずに、徹底的な殲滅を実行できていない事にも筋が通る。

 「わしもかつて未来へと飛んだのじゃ!」と主張したところで狂人扱いされるだけだろうから。

 

 ンマー、どっちにしろ「四千人規模の光月派が集まっている」という情報をどっから入手したのかは分からないんだけれど。

 

>お家

 おでん公の家臣達は光月家に代々仕える家柄ではなく、チンピラから取り立てられた人間達なので、結局のところ「お家」ではなく「光月おでんという個人」への忠誠が優先されてしまうんだろうなあ。

 多かれ少なかれかつてアシュラ童子が吐き捨てた感覚をどっかで赤鞘は持っているのかも。

 江戸時代というよりは戦国時代の侍の精神性って感じ。

 

【チェンソーマン】

第43話 ジェーンは教会で眠った

 知ってた。

 

 序盤の方で警察上層部のおじさんが「ソ連が悪魔を軍事利用してるらしい」みたいな話をしてたけど、レゼさんはその関係なのかな。

 名前で呼ばれてるということは純粋な悪魔ではなさそう。

 魔人か、もしくはただの人間か。

 

 レゼさんは銃の悪魔の一味ではなくて、ソ連政府の命を受けてデンジを籠絡しにきた可能性もありそう。

 

 あと、前回から思ってたのだが、顔の皮剥いで目玉くり抜くまでやっちゃうともう相手が人質の命諦めて反撃される危険が高そう。

 ぜったい指とかにしといた方が良いって

 

【ブラッククローバー】

第225話 ハート王国

 先週の「王女」は誤植かーい。

 

【僕のヒーローアカデミア】

第247話 語れ!現状!

 なるほど、ここでエンデヴァーと轟くんの関係を引き締めてきましたか。

 ヒーローとしては認めたけど父親としてはまだ認めてないというのは納得。

 和解が早過ぎると思ってた読者もこれで受け入れやすくなったんじゃないかな。

 

 「『友達の前で』親父面するな」という辺りに轟くんの歩み寄りが感じられるしね。

 2人だけの時ならまだそれでも許すからと

 

【呪術廻戦】

第80話 宵祭り

 え? 呪力って溜め続ける事もできるの?

 ここに来て新設定が。

 んー、というよりボビーが無駄遣いした部族に伝わる紐みたいに、メカ丸という呪具に呪力を込め続けていた、という感じ?

 

 仮にもう天与呪縛が解けていて、溜めた呪力を使い果たすともう人形も操作できないのなら、ここでメカ丸は死にそうだなあ。

 メカ丸を逃がしたら夏油のことや渋谷の計画(夏油から教えられたのか、人形で盗み聞きしたのか)が五条側に伝わっちゃうし。

 物語上、不都合が大きすぎる。

 

 ただ、これでメカ丸が真人を倒したりなんかしたら呪術廻戦全巻買ってしまいますね。

 

>残穢

 順平の学校の時は自分では帳を降ろさなかった夏油が、今回は帳を使用した件について。

 前者は確実に高専の捜査が入ることが解っていたけど、今回の場合はまだメカ丸の居場所は高専に割れてないはずなので、この戦闘そのものを隠蔽するつもりかもしれない。

 

 そういや死体から製造された呪骸の残穢はどうなるんだろう。

 生前の肉体の持ち主の呪力が反映されるのか、全く別物になるのか。

 

>三輪ちゃん

 何か三輪ちゃんってメカ丸が死んでも、

 

「えー……メカ丸死んじゃったんですか? うわー……」

 

 だけで終わりそうな感じがする。

 メカ丸の死を告げられたその時こそ「寂しいなー」と思うけど、家に帰るくらいの頃になるとすっかり思い出として片付けられて、夕飯食べてる時にはもうバラエティ見て笑ってそうなイメージ。

 

【ミタマセキュ霊ティ】

第8話 芽生えろ恐怖心!

やっぱミタマがツッコミに回ってる方が面白いな。

二本立てで二本ともそうなってるってことは、鳩胸先生も気付いたっぽい。

 

【サムライ8】

第23話 それが何の役に立つ!

 剣の腕前と先読みする力は密接に関係してると思うんで、そこを区別してるのはピンと来ないなあ。

 自分の動きを読み、的確に斬りつけてくる相手はもう「剣の腕が良い」と言うべきなのでは……。

 

>義とは

 えーと、義を諦めると死に直結するのか……。

 んんー、ということは1話のチンピラ侍やバトロワ参加者の皆さんはまだ義を諦めてなかったって事になるけど、一体どんな義を持ってたんだ。

 この間の奴みたいに「いずれは星位大将軍になる」みたいな目的でも義と見做されるとか?

 

 あるいは、そもそも「義」自体を持っていなかったとも考えられるのかな。

 義がない故に死に難いけど、弱い。

 

>黙侍

 パンドラの鍵の事情を知ってるんなら協力し合おうぜ……?

 いや黙侍には別の目的があるようだけど、ひとまず宇宙滅亡を防ぐことより大事なことなんてなくない?

 

【スパイファミリー(出張読み切り)】

 これはあれだな。

 私があんまりこの作品が好きじゃないのは、基本的にアーニャの事が嫌いだからみたいですね。

 ロイドとヨルの偽装夫婦マンガだったらもっと楽しめたと思う。