第179話『鬼を想い弟を想い』感想。
久々に漫画を読んで大泣きしてしまった。
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【号泣】
無一郎くんの夢まではまだそこまででも無かったのだけれど、不死川兄弟の追撃であえなく陥落。
泣くよねー。そりゃ泣くよ。
特に玄弥の謝罪がね……。私も暴言を謝れないまま相手が逝ってしまった経験があって、それが今でも引っ掛かってるから、彼の言葉は胸に来たわ。
最期に謝罪し、兄への感謝を伝えられたのがせめてもの救い……。
そして、号泣の最中にかけられる厳しい言葉。
弟の死を悼む時間すら与えられぬ戦場。
とはいえ、悲しみに沈む余裕もなく、即座に討つべき敵への憎悪に転換できるというのは、不死川実弥にとっては幸いだと言えるかもしれない。
【今後の戦死者】
ねー……。
何度か書いてるけど、ここまで来ると冒頭の見開き絵で「前面にいる柱達が死亡する」という説が正解みたいね。
となると、冨岡さんはともかく、伊黒さんと蜜璃さんも死んじゃうのか……。
さすがに、補欠昇格で上弦の肆になったに過ぎない鳴女さんに柱が二人そろって倒されるとは考え難いので、復活した鬼舞辻さんに殺される展開かな。
この二人の場合、最期の最期に伊黒さんが蜜璃ちゃんに思いを伝えて……という映像がありありと浮かんでくるしねえ……。
好きな組み合わせだけに辛い、辛いなあ。
冨岡さんは正直、兄弟子という死亡フラグそのものの立ち位置にいるので、死んじゃってもあまりショックは無い。
むしろ、しのぶさんの死に対する反応があまりにも淡泊だったので、いっそ死の間際にしのぶさんとちゃんと再会して欲しいとすら思ったり、思わなかったり。
↓これ、ちょっと期待してるで。
冨岡死亡時の演出で、
— ハンセイ(岩代俊明 待望論) (@neoamakusa) July 10, 2019
義勇「……待っていたのか」
しのぶ「どうせ誰も冨岡さんの迎えに来てくれないでしょうから、一緒に行ってあげようと思いまして」
しのぶ「でも、そんな事ありませんでしたね」
(遠くで待つ姉、錆兎、真菰)
しのぶ「そろそろ行きましょうか、冨岡さん」
義勇「ああ……」
【意外性】
それにしても、ゴトゥーゲ先生はやはり意外性や良い意味での「裏切り」の使い方が上手い漫画家だよね、ホント。
キャラクター的にいかにも死に役っぽい悲鳴嶼さんや不死川さんを生き残らせて、最年少の柱という「守られる側の要素」を持つ無一郎くんを容赦なく殺してしまうとは。
柱合会議の時には悲鳴嶼さんなんか真っ先にカマセになるような奴だと思ってたぜ……。
【その他】
・この黒死牟戦は兄弟というテーマをふんだんに盛り込んだお話だった。
・そして、宇髄さんらが守る本部防衛戦でも、上弦の伍となった弟との確執が描かれるであろうという。
・扉絵は巌勝さんが地獄へ堕ちる様子かな……。
・彼の所へは縁壱さんは来てくれなかったのね。
・こんなこと言ってはいけないんだけど、「時透は……時透は……」「……」の場面が何かちょっとだけギャグっぽく見えてしまった。
・無一郎くん……まさか何の言葉も遺さずいつの間にか死んでしまっていたとは……。
・「無一郎を鬼する」という黒死牟さんの台詞で読者を油断させておいてのこの仕打ちだからね。
・今週まで「いったん鬼になって回復するんじゃないか」と淡い期待を抱いていた人も多かろう。