ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

メンタリスト ファイナルシーズン第1話『どこまでも続く青い空』感想

 いよいよ最終シーズン。……なのだけれど。

※以下、ネタバレ注意  シーズン6でも思ったことだが、やはり蛇足感が否めない。
 復讐を果たしたジェーンが新たな人生を歩みだしていくという話がやりたいのは解る。解るのだが、正直言ってジェーンとリズボンの恋愛話をがっつりやられても興味が持てないんだよなあ……。

 二人のことは好きなのだけど、私がメンタリストに求めているのはこういう話ではないのだ。
 それ以前に、「オジサンとオバサンの不器用な恋愛」を見せられるのはキツイというのもある。

 「レッドジョンの正体」という屋台骨を失って以来、いよいよ事件のマンネリ化も際立っているし、何かしら続きが気になるような要素を入れてほしい。
 最終シーズンに相応しいラスボスでも登場させてくれないかなあ。

 レッドジョンことトーマス・マカリスター保安官を筆頭に、トミー・ヴォルカーやマイケル・リドリーなどのエピソードを跨ぐ犯人達は、どいつもこいつもやってきた犯罪に比してショボ過ぎる終わり方だったから、最後くらいはもっと大物感というか、凄みを感じる敵に出てきてもらいたい。

 特に、シーズン6でラローシュなどのかつてのCBI関係者を殺して回った犯人がハイバックだったというオチには心底失望させられた。
 長々と引っ張ったのだから、レッドジョンに代わる強大な敵なのかと思いきや、あんな小物中の小物の性犯罪者を持ってくるとは。

 ジェーンがポンコツ化して(しかも、復讐を果たしたことによる虚無感からといった話でもないし)ハイバック程度に良いようにやられるなど実にストレスの溜まる展開で、今シーズンではそういう雑な展開は無いと祈っている。