それは言い訳とは言わない。
週刊少年ジャンプ11号(2019年)感想はこちら
呪術廻戦 第46話『時間』感想【週刊少年ジャンプ11号】はこちら
ONE PIECE 第931話『おそばマスク』感想【週刊少年ジャンプ10号】はこちら
※以下、ネタバレ注意
【花魁小紫】
寄り道をして花魁道中に遅れたおトコへの優しい態度で既に明らかではあったが、日和様は遊女に身を窶してもなお、人の心を捨てていたわけではないようだ。
それどころか、武家の娘としての誇りを未だ胸に秘めていた。
どうやら丑三つ小僧は小紫とは別人だったようだが(ただ、おそばマスクのことを丑三つ小僧だとページワンが思い込んだみたいなオチはいかにもありそう)、この様子からすると客から巻き上げた金も、私利私欲の為ではなく、貧しい人や恵まれない人の為に使っているのだろう。
客の手によって売られた家族は気の毒ではあるが、小紫や他の遊女たちも誰かに売られた身の上なのである。
多くの同胞の困窮を無視しながら、自分達だけ栄華を貪る花の都の住人たちは、小紫にとってはあまり優先すべき存在ではないと見なされても仕方がないものがあるだろう。
第927話や第928話でも書いたように、開幕と閉幕に現れる狐面の女は小紫こと日和様であったわけだが、この曲を弾くときだけ面をつけるのは、涙を隠す為だとしか考えられまい。
母であるおトキ様から習った思い出の曲なのかもしれない。
【黒炭オロチ将軍】
中々良いキャラしてるよね。
鬼舞辻無惨に勝るとも劣らない小心っぷりではあるが、その実鋭い洞察と直感で真相に近いところまで言い当てている。
代々続く将軍家を失脚させ、あのカイドウと20年にも渡り対等の関係を築き、その力を背景に世界政府に対しても優位に交渉を進める。
間の抜けた見た目に反して、かなり強かな敵であるのは間違いないだろう。
【その他】
・ロビンの分身で忍者達が慌てふためく絵は面白いなあ。
・お菊さんは悪魔の実の能力のことを「妖術」ではなく「能力」と呼んでいたから、現代のワノ国では悪魔の実の能力という呼称が広まってるのかと思ってたけど、忍者達は普通に「妖術」と呼ぶのね。
・福ロクジュが年配だから「妖術」の言い方のほうが慣れてるということなのかも。
・それにしてもヤクザ者ばっかりいるな……。
・今回の宴は幕臣ではなくヤクザや商人を集めたものなのかもしれないけど。
・ヤクザ者を配下にするという点では、おでん公と通ずるものがあるのか。
・ごめんだけど、錦えもんに切れ者の印象は無い。
・刀を突き付けられても笑い、自分を庇った小紫が危険な状況になっても笑い続ける。
・どう考えても副作用としか思えないや……。
えびす町の住人、SMILE実験の被害者説【ONE PIECE考察】
・オロチ様は「リュウリュウの実 幻獣種 モデル:八岐大蛇」の能力者、と。