ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

ONE PIECE 第937話『おいはぎ橋の牛鬼丸』感想【週刊少年ジャンプ17号】

 クイーン様ああああああああ!
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週刊少年ジャンプ17号(2019年)感想 その1はこちら

ONE PIECE 第936話『大相撲インフェルノ』感想【週刊少年ジャンプ16号】はこちら

※以下、ネタバレ注意
【クイーン様】
 死……死ぬ……クイーン様……。
 もはやビッグマムの手で葬られ、おしるこを奪われる未来以外見えない……。

 あれだけの大失態を立て続けに犯したババヌキ看守長のことを、全くお咎め無しで許してるくらい度量の広い男なのに、格下のジャック様よりも先にやられてしまうのだろうか。

 そして、副看守長のダイフゴーがルフィを倒せると思い込んでいるなど、どうやらクイーン様もまた、ルフィがドフラミンゴを倒した男だというのは知らない様子。

 マジかよ百獣海賊団……。
 最高幹部の一角、組織のナンバー3にすら麦わらのルフィの情報を共有していないって頭おかしいんじゃないの……?

 つくづくルフィについてきちんと調べていたこの人達は特殊だったんだなあ。
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 彼らが側近だったなら、クイーン様もこんな無駄な時間を過ごさずに済んだだろうに。

【プレジャーズ】
 なるほど、なるほど。
 やはり今回倒されたプレジャーズも、失神しているにも関わらず顔に笑みを浮かべているな。
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 これはもう、プレジャーズがSMILEの副作用に毒されているのは確定だろう。
(参照:えびす町の住人、SMILE実験の被害者説

 ウェイターズよりも後に投入された事実から考えると、プレジャーズは当然ウェイターズよりも上位の部隊ということになる。
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 要するに、百獣海賊団においてヒラ船員よりも少し上の部隊として構成されているのが『ウェイターズ』。
 そして、『ウェイターズ』の中から更に選抜された精鋭達に、SMILEが与えられたのだろう。

 だが、SMILEの質が悪かったが為に全員が能力を得ることは無く、また「常に笑みを浮かべる」という副作用だけを発症した人間も多かった。
 それらの「SMILE投与に失敗した船員達」こそが、『プレジャーズ』というわけだ。

 SMILE能力を獲得した『ギフターズ』にもなれず、一生副作用の影響を受けたまま生き続けねばならない(まあ、ワノ国が終わる頃には治療法が確立しそうではあるが、プレジャーズがその恩恵を受けられるかは解らない)のだから、何とも哀れな存在である。

【花魁・小紫】
 またお早い再登場で。
 いや、彼女が本当に死んだと思っていた人なんてほぼいないだろうから、引っ張らなくて正解だとは思いますが。

 おトコを抱えた状態で何の当てもなく彷徨っているとはちょっと考え難いので、これは光月一派が潜伏している「北の墓場」に向かっていると見るべきかな。
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 北の墓場については花の都でも(おそらくブルックの姿を見られて)幽霊騒動が報じされていたので、そこから狂死郎一家が光月一派の存在を突き止めたのだろう。
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(参照:狂死郎に小紫を託したのは河松とヒョウ五郎なのでは?

【鎌ぞう】
 ぬおおお……鎌ぞうがオロチの刺客だと!?
 ということは、彼が赤鞘九人男の最後の1人、傳ジローと同一人物だという予想は間違っていたのか……。

 と思ったそこの貴方、ちょいとお待ち。

 光月おでん公の側近だった男が、仇であるオロチの手下に成り下がっているという状況は些か納得しがたいのは確かだろう。

 しかしながら、同じく赤鞘九人男であったアシュラ童子は、酒吞丸と名を変えて盗賊に身を窶しており、あまつさえ貧しいおこぼれ町の住人から略奪を行っていた。
 彼はオロチにこそ従わなかったものの、かつての主の遺志に反して、弱者を虐げていたのである。

 傳ジローもまた同じだったのではないだろうか?

 主であるおでん公も、その家族も失った事で全てに絶望したのだとすれば、自暴自棄になってオロチの軍門に下ったとしても何もおかしくはない。

 何しろ傳ジローは、河松とは違って燃え盛るおでん城に馳せ参じることができず、おトキ様の言葉を直接は聞いていないのである。
 ワノ国は終わったと考えても仕方がないだろう。

 こうなると、傳ジローとアシュラ童子の2人が他の家臣団とは別行動をとってカイドウと戦っていたことにも意味があるのかもしれない。
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 傳ジローもアシュラ童子と同様、元々の出自はならず者で、おでん公の人柄に惚れこんで家臣となった一人だったのであれば、光月家そのものには忠誠心を持っておらず、主の死によって投げやりになったとも考えられるわけだ。

 現状では私はまだ、鎌ぞう=傳ジローの可能性が高いと予想している。

【その他】
「おもちを包み込む」ってことはあんこの事を表現しているんだろうけど、目玉のような光沢というのは全然ピンと来ない。

・牛若丸的なキャラも登場するのかとも思ったが、この牛鬼丸が1人で弁慶と牛若丸を背負ってるみたいね。

・ふむ、なるほど。ミホークのこの言葉は「武装色によって黒刀にする」という意味ではあったのだろうけど、それを越えて覇気を纏わせ続ければ常に黒刀へと成るのね。
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・藁にも縋る思いだったんだろうけど、よくこんな殺し合いを繰り広げてる浪人達に助けを求めたな……。

・鎌ぞうさん、花魁の顔を見ても分からないんだ。
・まあ、こんな稼業じゃ遊郭に行くこともないだろうし、まず一般人も眩しすぎて小紫の顔をちゃんと見ていないみたいだからね。

・自分がおでん公のご息女である日和様を斬り付けたと知った時の鎌ぞう(=傳ジロー)の反応やいかに。

・ただ、私も垂れ目がなかったらこの女が小紫とは気付かなかったというか、実際「え? 小紫、だよね……? 小紫で合ってるよな……」と何度も見返した。

・WCI編におけるサンジとプリンちゃんのように、ワノ国ではゾロがメインヒロインを絡むことになると予想していたけど、いよいよ本格的に日和様とゾロが関わってきたか。