前期から変わらぬ安定感。
このアニメがあるだけで今季は満足というレベルにまで達しているなあ（他のも見るけど）。
※以下、ネタバレ注意
いわゆる「俺ＴＵＥＥＥＥ！」アニメと揶揄されても仕方のない内容ではあるものの、だからこそ面白いというか、この手の話は王道の一つなんだろうと改めて感じさせてくれる。
ドラゴンボールで悟飯が学校に通っているときの話に感じた爽快感に近い。
ＯＰで明らかに性奴隷っぽい人がいて、暗い展開を想起させたのだけど、バカ皇子のキャラが面白いのでそこまで陰惨な場面にはなっていない（むしろ笑ってしまった）のは良かった。
スラム街の娼婦であるとか、重い内容を取り扱いながらも暗い空気になり過ぎずに楽しめるのがこの作品の優れた点なので、この雰囲気のまま最後までいってほしい。
今のところ最大の不安要素と言えるのが主戦派である皇帝の存在なのだけど、今回の地震をきっかけに日本に理解を示すようになるのだろうか（ただ、そうなると話が円満に終わってしまうので考えにくい？）。
これまでの描写を見る限り、頭は悪くないようなので、自衛隊との戦力差を目の当たりにすれば強硬な姿勢に拘るとも思えないしなあ。
皇帝が何かことを起こす前に、接触できるかどうかが肝になってくるのかな。
帝国軍や諸侯の軍が壊滅させられたことから、敵がかなりの力を持っていることは知ってはいても、まさかここまで次元が違うとは想像できるはずもないから、暗君というよりは状況に取り残されつつある可哀想な人という印象だ。
