ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

ドフラミンゴの「若様」という敬称とカイドウとの関係

の妄想。  まずは、現在判明しているドフラミンゴと百獣海賊団との関係についての情報を整理してみる。 ・ドフラミンゴはシーザーに造らせたスマイルや毒ガス兵器をカイドウに売っている。 ・ドフラミンゴは何者かから武器を仕入れ、それを各地に売っている。 ・カイドウは縄張りの島で兵器を製造させている。 ・カイドウは『世界最高の戦争』の準備をドフラミンゴにさせていた。 ・ジャックの部下がドフラミンゴのことを「様」付けで呼んでいる。 ・シーザー拉致のときには動かなかったジャックが、ドフラミンゴ奪還へ向かった。  これらのことから、ドフラミンゴはカイドウと武器の売買(あるいは交換)を行い、同時に百獣海賊団の(少なくとも)幹部クラスの立場にあったのではないかと考えられる。  ドフラミンゴがカイドウにスマイルを供給していることは、パンクハザードの時点で明かされていたので、808話まで描写はなかったものの、スマイルと同じくシーザーが製造した兵器である毒ガスも売っていたとしても不思議ではない。  また、ドフラミンゴが各勢力に売っている武器の供給元は明確にはされていないが、扉絵連載の『カリブーの新世界でケヒヒヒ』でカイドウの一味が縄張りの島民に武器を製造させていることが描かれ、ドフラミンゴが武器商人だと言及された時点で、供給元はカイドウだろうという予想はできた。   ドンキホーテ・ファミリーがスマイルや毒ガスを百獣海賊団に渡し、代わりに百獣海賊団が製造した武器をドンキホテー・ファミリーに卸すという関係であるのは、ほぼ間違いないと言っていいだろう。  ここまでは、上記の通り以前から推測されていたことであるが、最近の情報からすると、どうやらカイドウにとってドフラミンゴは、単なる取引相手ではない可能性が濃厚になってきたようだ。  「シーザー拉致のときにも動かなかったジャックが、ドフラミンゴ奪還には動いた」という部分は、「ジャックは電伝虫を持っておらず、公開実験を見た仲間が連絡を取れなかった(ドフラミンゴが倒されたことは号外で読んだ)」とか、「シーザーが拉致された5日目はまだミンク族に拷問を初めたばかりなのでサムライを優先したが、6日目はサムライはいないのだろうとほぼ諦めていた」といったことも確かに考えられる。  しかし、ジャックの部下が「ドフラミンゴ『様』」という敬称を使っていることは、彼が百獣海賊団にとって単なる取引相手ではないことの根拠になるだろう。  ワンピースの海賊で、上役を様付けで呼ぶ者たちは珍しく、百獣海賊団は比較的上下関係が厳格な組織であるようだが、大口の取引相手とはいえ、外部の海賊の頭目にそこまで気を遣うというのは考えにくい。  また、百獣海賊団と「トランプ」という共通項があることも根拠の一つだ。  知っての通り、ドフラミンゴは裏の世界で(カイドウからも)「ジョーカー」と呼ばれており、ファミリーの最高幹部にはスートを冠したコードネームを与えている。  そして、百獣海賊団最高幹部の一人である「ジャック」もまた、トランプの絵柄にまつわる名前だ。  これが単なる偶然、たまたま被ってしまっただけで、作中的にあまり意味を持たないなどということがありえるだろうか?   はっきり言って十分ありえるが、ここは敢えて意味があるはずだと断定しておく。  「ジョーカー」「ジャック」とくれば、「キング」「クイーン」がいるはずだ。  3人いる『災害と称される懐刀』の残り2人がキングとクイーンなのかもしれないし、あるいは「キング」とはカイドウ自身のことで、残り一人の懐刀はジョーカーという可能性もある(「災害と称される」というのが必ずしも二つ名のこととは限らない)。  いずれにせよ、「ジョーカー」たるドフラミンゴが、百獣海賊団で重要な位置にいることは間違いないだろう。  そこで、今回の本題である。  ドフラミンゴは(最高幹部を除く)部下に、自身のことを「若」、あるいは「若様」と呼ばせている。  「若」という呼称は、基本的には何かしら身分の高い人間の子弟に対して使われる。  彼の出自からすれば、天竜人、ドンキホーテ・ホーミングの息子」を意味していると考えるのが普通かもしれない。  だが、父親を憎み、蔑み、その手で射殺したあのドフラミンゴが、「ホーミングの息子」を意味するような呼称を部下に使わせるだろうか?   私にはどうしてもそうは思えない。  では、そうでないとするなら、「若」という敬称は何を意味しているのか。  私はこれは、極道の世界で言う「若頭」を指すものではないかと予想している。  つまり、ドフラミンゴは百獣海賊団という暴力組織の中で、首領カイドウに次ぐ「ナンバー2」の立場にいるのではなかろうか。  元々ドフラミンゴは北の海で活動していたので、カイドウと手を組んだ当初は百獣海賊団の傘下という位置づけ(世界には知られぬ形で)だったのかもしれないが、もし彼が「若頭」ならば、いま話題のヤクザ風に言うと現在はドンキホーテ・ファミリーという「二次団体」を持つ百獣海賊団の最高幹部ということになるだろう。  だとすれば、百獣海賊団の縄張りで製造された武器を売ることは、「取引」というよりは、カイドウがドフラミンゴに許した「シノギ」であると見ることができる。  もし、ドフラミンゴが四皇のナンバー2ならば、格としてはマルコと同じということになる。  白ひげ海賊団隊長たちは隊の数字順で強さが決まるというわけではない(最近知った)ので比較は難しいものの、頂上戦争でドフラミンゴはジョズの動きを止めたり、アトモスを操ったりと、隊長たちと同格以上に渡り合っていたし、白ひげ海賊団と百獣海賊団の格を比べれば、ドフラミンゴがナンバー2でも違和感はないだろう。  実のところ、パンクハザードの公開実験で「ジャック」という名が口にされたときから、「ドフラミンゴの『若』とは若頭のことではないか?」という予想はしていた。  しかし、エースがかつて率いていたのが「スペード海賊団」と、これまたトランプに関する名称であること、ドレスローザ編で思ったよりもカイドウが絡んでこないことなどから、正直言って半ばこの説は捨てていたのだが、最近の情報で再びありえるのではないかと思えてきたので、とりあえず予想をまとめてみた。  十中八九、外れているとは思うが、こういった妄想の種が無数にあるのも、ワンピースのいいところである。