ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

【炭カナは公式】先に惚れたのはカナヲちゃんではなく炭治郎だという話【鬼滅の刃】

 一目惚れならぬ二目惚れ。

f:id:neoamakusa:20200130170454j:plain

  Twitter等では、炭治郎とカナヲちゃんの関係性について、カナヲちゃん側の片想い状態にあると解釈している方を度々見かける。

 しかしながら、これは大きな見落としをしていると言わざるを得ない。

 

 蝶屋敷で炭治郎とカナヲちゃんが出会った時のことを思い出して頂きたい。

 彼女を目にした時の炭治郎は呆けたようにその姿を見つめ続け、隠の人の解説も耳に入っていない様子だった。

f:id:neoamakusa:20200130170737j:plain

f:id:neoamakusa:20200130170750j:plain

 この時点で彼は栗花落カナヲの外見、そして彼女が纏う空気に完全に心奪われ、見惚れてしまったのである。

 

 それが証拠に、あおいちゃんに叱られて屋敷へと案内される際にも、わざわざ首を後ろに後ろを曲げて、遠ざかる間、いつまでもカナヲちゃんのことを見つめ続けていた。

f:id:neoamakusa:20200130171143j:plain

f:id:neoamakusa:20200130171825j:plain

 お解りだろう。

 カナヲちゃんの片想いどころか、むしろ炭治郎の方が先に彼女に惚れていたのだ。

 

 その事は、夢列車へと向かう際の炭治郎がカナヲちゃんに語った言葉からも窺い知れる。

 彼は熱心にカナヲちゃんを励まし、更には彼女がこれから自分の心に従って生きるよう、強く説得した。

 炭治郎があそこまで他人の生き方に強く干渉したのは、後にも先にもカナヲちゃんだけである。

 

 カナヲちゃんに恋していたからこそ、彼女の心を開かせようと躍起になったわけだ。

 

 まさしく、笹がきゴボウさんの仰る通りであろう。

 好きになった女の子と親密になろうと奮闘する姿。

 あれはいつもの聖人のような振る舞いではなく、炭治郎が見せた少年らしい一面だったと言えよう。