週刊少年ジャンプ42号 感想

　こち亀を真っ先に読むなんて初めての経験。

週刊少年ジャンプ41号 感想

※以下、ネタバレ注意

【ONE PIECE】
第839話　クソお世話になりました
＞超科学
　まさかのクローン人間？
　まあ、ベガパンクが人工的に龍を造ったりしているくらいだから技術的には不思議ではないとはいえ、ワンピでこういう話が出て来るとは。

　魚人やミンク族などの異形達の祖先は、古代文明が作った人工生命体ではないかという説は以前から囁かれているのだが、もしかしたらジェルマがその辺の設定の片鱗を見せてくれるのかもしれない。

＞クズ集団
　まあ何というか。これはジェルマと和解なんて絶対ムリだな。
　とはいえ、以前から繰り返しているように、ルフィ達とビッグマムとの全面対決は考えにくい。
　ホールケーキアイランド編はジェルマ66だけ倒して終わるのかな。

　ようはビッグマムに「ジェルマ66などが欲しくない」と思わせれば良いわけだから、ルフィ達がジェルマを壊滅させ、ビッグマムがその軍事力に興味を失うという展開も考えられそう。

＞ゼフの写真
　ビッグマム側はもうバラティエまで辿り着き、ゼフの写真を撮ってきたのか。
　グルわら一行がドレスローザで最初にビッグマム海賊団と接触したときは、サンジごと沈められそうになっていたので、このときはまだ縁談は進んでいなかったはず。

　そして、グルわら組のドレスローザ出航からルフィ達のゾウ到着まで11日。
　ゾウからトットランドまで数日＋数日。更にそこから2日ほど。
（この辺の時系列についてはジャンプ3・4合併号で語られたワンピースの時系列の矛盾を参照）

　一か月も経たないうちにサンジの過去を調べ、バラティエまで行ってきたってことか……。確かに凄い情報力だ。

　新世界側とイーストブルーはレッドラインで分断されているから、さすがに船で行ったとは思えない。
　高速の飛行能力者に行かせたか、あるいは元々東の海にビッグマムの息がかかった人物がいて、そいつにゼフの写真を入手させて電伝虫で送らせたと考えるべきだろう。

＞ブロックコリー島
　うーん、ちょっと混乱してしまった。
　828話によるとブロックコリーの戦争は2年続いたそうなのだが、「弾圧を諦めてジェルマに力を求めた」というのがよく解らない。

　つまり、イチジとニジが壊滅させた軍隊は「反体制派」で、2年前から体制派との内戦が勃発。
　しかし、ドフラミンゴから武器を調達することで体制側が優勢となり、反体制派を弾圧していた、ってことなんだろうか。

↑がジェルマ66に壊滅させられたブロックコリーの反政府軍

↓がジェルマ66に依頼したブロックコリーの体制側


　敗軍の兵士が「よくも我が国を！！」と言っていたことから、週刊少年ジャンプ27号 感想で書いたようにブロックコリー島には複数の国家が存在し、戦争を続けていたと考えていたのだが、どうやら違ったようだ。
　この台詞は「現政権を倒して祖国を救うつもりだったのに、その道がジェルマのせいで絶たれた」という意味なのだろう。

　「弾圧」ではなく「ジェルマ66に倒してもらう」選択をしたことで犠牲者が増えるというのが一番ピンと来なかったのだけれど、「元々現体制側は弾圧で反体制派をジワジワと追い詰め、降伏させようとしていたのに、ジェルマに依頼するしか無くなったために、短期間で壊滅的な打撃を与えて戦争を終わらせることになった」という解釈でいいのかなあ。

＞ヴィンスモーク家の目的
　これでサンジとプリンの縁談が世界政府の指示だと言う線は完全に無くなったか……。
　ドフラミンゴの失脚と時期が重なったのは、単なる偶然だったということになる。

　魚人島で撮影された写真をヴィンスモーク家が確認したことにより縁談が進んだわけだから、タイミングとしては偶然重なっても何もおかしくないからなあ。

　ヴィンスモークが北の海の征服を企図していることをビッグマムが知っているのかも気になるところ。
　もし、承知のうえでジェルマ66を傘下に加えようとしているのなら、ビッグマムも世界政府と全面抗争する気満々ということか。

【こちら葛飾区亀有公園前派出所】
　第何話か書いてない……。初めて気づいた。
　でも、そういえば通しでの話数は無いと聞いたことはあるような。

　正直、もう少ししっとりした話になると思っていたのでちょっと拍子抜け。
　とにもかくにもお疲れ様でした。

【僕のヒーローアカデミア】
第107話　上鳴電気の思うこと
　かっちゃんはともかく、切島くんとかその他の雄英生徒は肉倉さん基準ではどこが駄目なんだろう。
　勝手に救出に向かったことは知られていないはずだし。

【火ノ丸相撲】
第113話　「横綱」という力士
　久世くんに勝ってほしいとは思ってはいたものの、まさか本当にそうなるとは……。
　散々言われているようにこのままでは天王寺との再戦の価値がどうしても落ちてしまうけれども、さて、どうやって盛り上げる計画なのか。

【ゆらぎ荘の幽奈さん】
第31話　宮崎親子とこゆずちゃん
　ユルーいだけの話ではあったものの、綺麗にまとまっていて良かった。
　宮崎母娘の善良さも感じられつつ、こゆずちゃんの妖怪ならではの矜持も描かれて、心温まるいいお話。

【レッドスプライト】
第4話　エクスキャリバー
　遺灰兵士の中で指揮官として働いていたのはブラックバーンさんだけだったが、彼らはどのくらいの地位にいるんだろう。

【斉木楠雄のΨ難】
第212話　父さんのΨ就職！？
　こち亀への敬意も感じられつつ、内容も面白かった。
　風俗で働く決心をするママさんがとてもエロイ。

　ブリーチの終了はネットニュースに漏れていたのに対し、こち亀終了は会見まで完全に漏洩が防がれていたので、本当に一部しか知らなかったんだろうな。

【食戟のソーマ】
第183話　新たな切り口
　ですよねー。
　葉山くんの料理が認められるということは、彼と協力関係にある汐見さんの研究も同じく、ということになるから、やはり彼女が研究を続けられるようにするのが目的か。

【ラブラッシュ！】
第5話　シズクの気持ち
　飛ばすなあ……。
　5話でここまでやるって、今後一体どう展開するつもりなんだろう。

【ワールドトリガー】
　ま、今回は生駒隊だけでなく、共闘して修を狙おうという提案を蹴った王子隊の人にも原因はあるけど。

　今回の試合は修と千佳ちゃんの連携以外に見所が無かったし（ヒュースが必要という再確認のための試合としか思えなかった）、前回は前回で香取が不快過ぎたうえ、新技お披露目回にしてはいまいち盛り上がりに欠ける内容で、さらに合間のヒュース加入についての城戸司令との談判も、散々感想で書いたようにかなり不満が残るものだったから、正直ここのところワートリという作品を楽しめていない。

　ランク戦はB級の顔見せも兼ねているのだろうけど、前回と今回の試合は一つにまとめて、新技お披露目と一緒に修と千佳ちゃんの連携を見せてくれていれば、大いに盛り上がっただろうになあ。

　とはいえ、ようやくヒュースが合流しそうだから、次の試合にこそは期待したいところだ。

【トリコ】
　いや、今までの食運って食べ物を運んできたりはしてなかったじゃん……。
　ジャンプ読者の中では比較的ちゃんとこの漫画を読んでいる方だと思うけど、今週はさすがに全くついていけないし、理解する気にもなれない。

　何よりも、体の一部をちぎって持ってくる食運が気持ち悪すぎ。

【約束のネバーランド】
　ここまでオサレ感皆無の幹部集合シーンもそう無いな。
　クローネの独白は、会長選挙編でゴンを殺すかどうか考えているときのヒソカに似過ぎだと思う。

　6話7話連続でこの掲載順ってのはこれまでの傾向を見ると相当危険域にあるとはいえ、鬼滅もこんな感じだったから、ちょっと今回は読めないなあ。

【たくあんとバツの日常閻魔帳】
　糞をしまくるカラスが人間体になると女の子だとか、ところどころ他には無い光る部分も見られるのは確かなのだけれど……。

【掲載順】
　たくバツとトリコはこの感じだと今期終わりそう。
　あとは、すじピンと左門くんがどうなるかだが、すじピンは今期打ち切りなら部長ペアの勝利で終了って形になるかな。