ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

【ONE PIECE考察】モモの助達が20年の時を越えた方法について

 私の予想通り光月家一党は20年前の人物だったので、彼らが時を越えた方法について考えてみたい。

 真っ直ぐ自分の予想は曲げねェ。
 それが俺の忍道だからよ……。

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※以下、ネタバレ注意

 モモの助は実は20数年前の生まれではないかという考察は、数年前から既に囁かれていた。

 その根拠となっていたのは、彼がロジャーと会ったと発言したことや、イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那が仲が良かった頃を知っていたことにある。
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 ペドロ達の会話の中で、↓のようなやり取りがあり、このセリフを「イヌネコの仲が険悪になってゾウに帰ってきたのがキャロットの生まれる前」と解釈すると、モモの助はその頃から生きていることになるからだ。

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 そして今回の「古ぼけた墓」の登場により、その説が一段と強化されたと言えるだろう。


 では、上記の説が正しいとすれば、光月家一党はどのような形で時を越えたのだろうか。
 これは3つほど考えられる。

①実際には時を越えたのではなく、成長・老化していないだけ。
②時間旅行した。
③肉体的・精神的共に完全に眠りについていた。


 まず、①は真っ先に否定される。
 依然としてモモの助が家臣からも「8歳児」として扱われているからだ。
 肉体の成長のみが停止していたというのは考えにくい。

 次に、②の時間旅行、タイムスリップである。
 ここで思い出されるのは、ONE PIECE 第906話『聖地マリージョア』感想【週刊少年ジャンプ27号】で書いた、マリージョアの麦わら帽子に関する予想である。
 
 あの麦わら帽子を見た私は真っ先に「ルフィが空白の100年にタイムスリップして麦わら帽子を置いてきた」可能性を考えた。
 タイムマシンがワノ国に存在する、あるいは時を越える能力者がいるのだとすれば、上記の思いつきも信憑性を帯びて来る。

 ……とはいえ、否定できる根拠は無いが、これもまあ考え難いのではないか。
 いやだってタイムマシンって。時を操る能力って。さすがにぶっ飛び過ぎじゃない?

 
 ということで、私としては③が一番あり得そうだと思う。
 モモの助達は肉体的・精神的に時間が停止し、20年後の今になって目覚めたという方がこれまでの世界観に合致するだろう。
 似たような能力として既にメロメロの実による石化が登場している。他にもそういった能力が存在してもおかしくない。

 おそらくは、光月家の奥方が他人の時を完全に停止する能力を持っていたのだろう。


アイテム番号: SCP-919-OP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-919-OPはネオ天草のジャンプ感想日記というブログで書かれた漫画の展開予想についての記事データそのものです。定期的な確認を行い、異常の発生が見られた場合は担当研究主任に報告してください。異常発生による危険性は現在のところ確認されていません。

説明: SCP-919-OPは極めて限定的な現実改変能力を持ちます。通常のSCP-919-OPは漫画のストーリーに関する予想が記された何の変哲もないブログ記事ですが、対象の漫画がその予想と食い違う展開となった場合、あたかも最初からその展開を予想していたかのように記事の内容を改変します。しかし、その改変は非常に大雑把で、元々書かれていた文章は削除されることはなく、ただ取り消し線を引いただけでそのまま放置されます。その上でつじつまが合うよう文章を一部追加し、実際の漫画の展開に沿った予想内容に書き直されます。また、SCP-919-OPを書いている人物(以下、SCP-919-OP-1と記載)の記憶も改変され、最初から改変後の内容を書いたと認識するようになる為、SCP-919-OP-1に対する特段の記憶処理は必要ないと思われます。現在のところSCP-919-OPがもたらす影響は極めて軽微であり、最低限の監視のみで問題ないでしょう。


 ただし、ただしだ。

 そもそも私は表題にあるようにこれらの説に否定的である。

 理由はいくつかあるが、これまでずっとモモの助が20年前の人物ではないと予想してきたので、いまさら後には退けないというのが一番大きい。

 次いで、年齢についての問題がある。
 おでん公はロジャーの船に乗っていた時、世代的にはシャンクスやバギーと同じく見習いであった。と思っていたが、どうやらこれは違ったようで、シャンクス達に世代が近いのはイヌネコであって、おでん公はもう少し年長だと考えられる。
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 シャンクス達の世代に近いとなれば、おでん公もまたロジャーの船に乗っていた時は当時15歳かそこらということになり、おでん公が20年前に処刑されたとすれば20歳前後で8歳の子供を持っていたことを意味する。が、そんなことは有り得ない。だろう。


 また、モモの助がロジャーと出会った件についてだが、これは説明をつけるのは容易である。
 モモの助が出会ったと思っている「ロジャー」とはエースのことなのだ。

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 エースとロジャーの面影がある事は既に明かされている。
 つまり、幼いモモの助はエースと出会った記憶を、後々の情報からロジャーと出会ったのだと勘違いしたのだろう。

 更に、キャロット達の言っていた「私まだ生まれてないね」という台詞。 
 これもまた、『イヌネコが仲が良かった頃がキャロットがまだ生まれていない頃で、イヌネコがゾウにたどり着いたのはごく最近でしかない』という解釈も可能だ。

 つまり、モモの助達が20年前の人間だとする明確な根拠は何も無い。

 しかしながら、今週描かれた墓は明らかに古びており、数十年前に建てられたのは確実だろう。

 では、その事実と私の予想をどう結び付けるか?
 私はここで「襲名」を持っていきたい。

 つまり、現代のワノ国の侍たちは、墓に祀られた人間の名を襲名したのだ。
 数ヶ月前にカイドウに処刑された「おでん公」、つまりモモの助の父親もまた、「おでん」という名を継いだ人物であり、モモの助や家臣団も同じく、それぞれご先祖の名を頂いたというわけだ
 こう考えれば何も問題はない。


 そもそも、おでん公の処刑には黒炭オロチだけでなくカイドウも加担していた。 
 しかし、カイドウによってワノ国に工場が建てられたのはごく最近だ。
 そうでなければ、環境汚染によって既にワノ国の人間は全滅しているだろう。

 まあ、とはいえ、カイドウが武器工場を建ててワノ国を汚染しだしたのがごく最近ということは考えられるし、20数年前からカイドウがワノ国に関わっているとすれば、『海賊騒ぎ』にしろ、百獣海賊団とオロチの部下が一体化してることにも説明がつくのだが
 
 しかし、敢えて私はそれを否定したい。
 根拠は特にない。

 ペドロも5年前に「ネコマムシの旦那の役に立ちたい」という想いでトットランドに潜入してるが、彼は子供の時から既にネコマムシの旦那の役に立ちたいと海賊になることすら厭わなかった。
 イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那がいない間にロード・ポーネグリフを求めて海に出ていたとしても、何の不思議もないだろう。