ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ44号 感想

 ひ、火ノ丸相撲……。
 お前……、消えるのか?


 今週はワンピース、斉木楠雄のΨ難鬼滅の刃ブラッククローバー銀魂僕のヒーローアカデミア、レッドスプライト、トリコ、バラバルジュラ、ボイスビーアンビシャスの感想

週刊少年ジャンプ43号 感想

※以下、ネタバレ注意
ONE PIECE
第841話 〝東の海(イーストブルー)〟へ
>ヴィンスモーク・レイジュ

 なるほどなあ。てっきり現在のレイジュは笑みが顔に張り付いてしまったのかと思っていたのだけど、今も意識的に被っている仮面だったのか。
 
 考えてみれば、サンジにヴィンスモーク王家としての在り方を説いたときも、二人きりではなく侍女達がいたのだった。
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 本心ではずっと「何であんな良い仲間達のもとを離れてまで戻ってきたんだ」と感じていたのだろう。

 とはいえ、サンジに語ったこの言葉も、全てが嘘とは限らない。
 レイジュ自身はずっと父からの愛情を受けて育ったろうし、ジェルマ66の一員として戦争屋としても働いてきただろうから、ジェルマ王国の思想自体には理解があってもおかしくはない。
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 昔のように虐められることもなく、トットランドでプリンと穏やかに暮らせるのなら、それはそれでサンジの幸せになると考えていたのかもしれない。

>サンジを救った人物
 まさかのレイジュだったとは。
 サンジが東の海にいたのは、助けた人間が一緒に連れて逃げたからだとばかり思い込んでいたから、未だジェルマに所属しているレイジュがその人物のはずがないと決めつけてしまっていたなあ。

 それにしても、レッドラインを越える手段がカタツムリだとは想像もしていなかったことであるよ。
 てっきり、飛行艇とかそういった類のものかと。

 機動力とは一体……。
 いやまあ、レッドラインを越えて自由に海を行き来できるのだから、他に比べて機動力があるのは間違いないんだけど。

>「女は蹴ったらいかんもんだ」
 う、うーん。ここまで来ると新キャラが出てくるとも思えないから、これをサンジに叩き込んだのはゼフだったかのかなあ。
サンジ

 散々「サンジの教育係のような人物が教えたことに違いない」と主張していたものの、この期に及んで全くその影も見られないから、正直8割方は諦めてた。

 ただなあ。やはり、ゼフにそれほど婦女子への暴力を戒めているイメージは無いんだよね。
 例えば、クック海賊団時代のゼフの部下は、女性の首飾りを引きちぎっていて、これは彼女の首を痛めかねない明らかに危険な行為だ。
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 サンジの基準で言えば確実にOUTな行為だろうが、ゼフがこの部下を咎めている描写は見られない。

 自分の中でいまいち噛み合わないのだけど、オービット号のコックにサンジを育てた人物がいるとか……?
 いやあでも、ここに来てまだオービット号時代の回想までやるとも思えないしなあ。

>ヴィンスモーク・ジャッジ
 「地下牢に入れているくらいだから、殺すのは忍びない」程度には感じているんだろうとは思っていたけど、それを自分で言ってしまうところが最高にクズ。

 『逆転検事2』のアイツ等のように、息子は道具であると開き直ってすらおらず、あくまでも良い父親のような面をし続けている点で、むしろ下衆さが際立っている。

 ジャッジは先週の段階までは、クズはクズでもそこまで印象的なキャラではなかったんだけど、今週でグッと魅力が増して、是非ともぶん殴られるところが見たいと思える良い悪役になったと思う。

>クラッカー君
 食う必要性は……? 破壊されたビスケットを再利用している様子はないし、わざわざ腹に入れるメリットはないような。
 まあ、ルフィの場合、食事することで回復に繋がるから、回復アイテム扱いということなんだろうか。

 ルフィのギア4は、使用すると約10分間は覇気を使えなくなるから、

ギア4でビスケット兵を砕く→砕いたビスケットをギア4の歯で食う→覇気が回復するまで逃げる→ギア4で砕いて食う(ry

 を、延々と繰り返していた感じかな。

 怪我をしたくないクラッカー君の消極的な姿勢に加え、ナミが操るホーミーズによる攪乱によってルフィは逃げ続けられたんだろう。

※追記
 「再利用している様子はない」と書いたものの、40号(第838話)を読み返してみると、正確には「壊れたビスケット人形を再利用しているかどうか判別できない」だった。
 新しいビスケットしか使っていないようにも見えるし、最初に使用していた鎧も再構成しているようにも見える。

 もし、破壊されたビスケットも再構成できて、腹の中に入れられると操れなくなるのだとすれば、ルフィの行動にも納得しやすいけど、どうなんだろ。

 ビスビスの実はどういう条件の能力なんだろうなあ。
 一度破壊されたビスケットを再び人形に作り替えることはできないのか、それとも砕けたものすら自由自在に操れるのか。

 少なくとも、食われたビスケットを操れないことだけは判明したが、これも「食われたから」操れないのか、「砕かれたから」操れないのか分からないし。
 それによってルフィがとった「食う」という行動の意味も変わってくるから、詳細が知りたいところだ。

>標的国コジア
 平和の海と呼ばれるイーストブルーにも世界政府非加盟国はあるのかな。
 まあ、加盟国間の戦争に世界政府は干渉しないようだから、コジアが加盟国だとしてもおかしくはないが。

 東の海の国は、ゴア王国を除けば今回の「コジア」が初めてなんだよなあ。
 ルフィ達が東の海で通ってきたのは小さな町や村がほとんどで、実際のところどういう情勢の海なのか読者はあまり知らない。

 しかし、こうやって「いくつか戦争」が起きているにも関わらず平和の海と呼ばれているくらいなのだから、他の海の治安は推して知るべしか。


 考えてみれば、ジェルマ王国にはレヴェリーへの出席権があるのだから、世界政府加盟国の王族は存在を知って良そうなものだが、これだけ広まっていないということは、世界政府が箝口令でも敷いているのかな。

 あるいは、「出席の権利」があるだけで、これまで一度もレヴェリーに参加したことがないのかもしれない。

斉木楠雄のΨ難
第214話 イメージチェンジΨガール

 満を持して待望の照橋さんと相卜さんの共演回で大満足。照橋さんが可愛すぎる。
 完璧美少女という設定のキャラで本当に完璧に可愛いんだから凄い。

 現行連載陣の中ではもちろん、過去のジャンプ漫画を全て含めても史上一番魅力的な女キャラだと思う。

【斉木楠雄のΨ難】斉木が初めて照橋さんへの「おっふ」を漏らした意味

鬼滅の刃
第32話 刺激臭
 ゆーめーであるーようにー ひとーみをー とーじぃてー あのーひをーおもうー

 かーぜーにーだーかれてー わらっていたーふたりー

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 「父親」の顔が描かれず、『キシキシ』と音を立てていることからすると、おそらくこの「父親」は人形なんだろう。
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 この4人+1体は累の作った疑似家族で、「母親」達が気に入らない行動をとった場合、自らが操る「父親」を通して制裁を科すと。

 しかし、なんというか、微妙に『彼岸島』臭のする回である。

ブラッククローバー
第80話 もう二度と
 ラストでアスタと重なっている人物の横顔が誰なのか全然分からなかったのだが、ユノ、と考えて良いのかな……?
 演出的には今は亡き師匠とかそんな感じに見えるけど、ブラクロにそんなキャラはいないし、回想されている唯一アスタが諦めた「あの時」は1話のシーンだもんなあ。

銀魂
第606話 禁煙は他人に言いふらす奴に限って続かない
 マダオ回に続き、相変わらずギャグはキレッキレで素晴らしい。

 ただ、こうなるともはや虚だとか、ナントカの貴公子さんだとか、存在自体が邪魔なだけだなあ……。
 彼らのこともさっくりギャグで解決してくれても全く問題ないのだけれど。

 そういや、支援を取り付けたという異国の勢力ってのは、解放軍以外の天人のこと星なんだろうか。
 銀魂の場合、地球=日本(というか江戸)になってるから、いまさら地球内部の他国家とは考えにくいし。

 とはいえ、「全宇宙が相手」とも言ってるんだよなあ。まあ、深く考えたら負けか。

僕のヒーローアカデミア
第109話 救助演習
 あ、エンデヴァーに恨みがある人だったのか。
 以前のような蟠りは解消しつつあるとはえ、さすがに轟くんとしては父親と同じ眼をしているとは言われたくないだろうな。

 しかし、どうも轟君本人のことも憎んでいるような物言いだけど、かつての轟君も誰かにそんなひどい仕打ちをするような人間ではなかったけど、一体何があったのか。実に興味深い。

 そういえばムックの人はてっきり士傑の教師かと思っていたのだが、生徒だったのか。
 考えてみれば相澤先生やミス・ジョークは客席から見てるんだから当たり前だけど。
 三年生なのか、二年生のリーダー格なのか。

【レッドスプライト】
第6話 天罰招雷
 おおっと? これは艦長がフォールさんに似ているのは意図的なものっぽい?
 だとしたら、先週の感想で安易にキャラが被ってるとか言ってしまって申し訳ない。

 とはいえ、それでもなおこの立ち位置のキャラはオッサン艦長にした方が良かったと思う。

【トリコ】
 「忘れたい設定……忘れたかった設定……忘れなきゃダメな設定……! 君の名前は……名前は!!」


食義「………………」


 映画『君の名は。』感想
 ついでに貼っておこう。

【バラバルジュラ】
 なんというか……。もはや懐かしさすら感じるセカイ系のテンプレだなあ。
 とりわけ目を引くところもないし、面白くはなかった。

 むしろ、「他の怪獣を倒すために、強力だが比較的おとなしい怪獣を放置している」という設定には「おっ」と思っただけに、それがただの方便でがっかり。

【ボイスビーアンビシャス】
 「ツッコミ役の普通の青年」と「奇天烈なボケ」というこちらも若干古臭さを感じる設定で、1ページ目では何も期待していなかったのだけれど、意外にもボケとツッコミが冴えていて結構楽しめた。
 センスを感じる作者さんで、連載作も読んでみたくなったなあ。

【掲載順】
 新連載が二つということは、今期はこち亀とたくバツで打ち止めか。
 こうなると、来期はトリコが終わるとしても本当に激戦期だなあ。

 左門くんはこれ、一周年記念がCカラーとなると、本格的に危険っぽい……。
 ここ最近で一周年記念が巻頭ではなかったのはソウルキャッチャーズくらいのはず。遡ると、クロガネもかな?

 そして、まさかの火ノ丸相撲……。
 先週は入稿遅れか何かだろうと歯牙にもかけていなかったけど、今週もこの位置となると本当に急落したのかもしれない。
 ううん……。これは連載始まって以来の大ピンチ。

 カラーを貰った約束のネバーランドはひとまず次の打ち切りは無いと見ていいだろうし、すじピン、左門くん、鬼滅の刃、新連載の争い(+トリコ)になりそうだ。

 あとは、ラブラッシュやレッドスプライトの8話の順位と、カラーを貰えるかどうかが重要になってくるけど、さて。