ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

輪るピングドラム 第12話 「僕たちを巡る輪」

【地下鉄テロ】 やっぱ高倉夫妻がモモカを殺した、で合ってたのかー。 ヒマリが学校を追放されるまでは普通に暮らしていたので、てっきりその線はなくなったかと。 単純に、16年前の事件発生当時は罪が発覚せず、後に捜査の手が伸びた、ということだったみたいですね。 「16年前のあの事件」という言葉だけで、すぐに伝わるくらいなので、規模の大きなものだとは思っていましたが、まさか地下鉄テロだとは。 まあ、事件が起こった年代と月日から(それ以外にも色々と匂わせる描写があったそうですが)、オウム真理教地下鉄サリン事件がモデルだと前回の時点でかなりの方が気づいておられたようですが……。 恥ずかしながら自分は全く思い至りませんでした。みんなサリン事件の年代とか覚えてるんだなー。 あの事件がモデルだからあんなに地下鉄をプッシュしてたのね。 高倉夫妻はどうしてるんだろ。逮捕されたのか、行方不明なのか。 5話での叔父さんの「もうこの家に戻ってくることはない」という言葉だけではどちらともとれますね。 数年後に彼らの罪が暴かれた経緯も気になります。 【組織】 高倉夫妻が指導的幹部だったという組織。 組織カンバに金を渡していた人物が所属する組織や、夏芽との会話に出てきた「あそこ」と同じなのでしょうか。 もし同じならば、高倉夫妻が摘発されても組織自体は捜査の手を逃れ、今でも活動を続けており、カンバもそれに協力しているということになりますが……。 「これで世界はピースされる」という高倉剣山の台詞からして、オウムのようにカルト宗教の臭いがする組織ですね。 そして、ポケベル(?)に送られた「セイゾンセンリャクシマショウカ」という言葉。 元々彼らの組織で使われていたフレーズなのか。 これまでの描写から夫妻は善人に見えたので、カルトの狂信者だったというのは意外でした。 殺人を犯していたとしても、やむにやまれぬ事情とかそんな風な展開を想像していたので。 もちろん、これが実はミスリードで高倉夫妻は冤罪だった、という展開でなければの話ですが。 狂信者でも個々人の普段の姿は善人、ということなのかな。 高倉父が勤務していた工場は、組織のものなんでしょうか。 共犯者はあの工場の制服を着ていましたしね。 【メリーさんの羊】 分からないのは、なぜそれが高倉兄弟の罪になるのかということ。 両親の動機が兄弟の為だったとか? タブーを犯したメリーさんが高倉夫妻ということなのかな。 だとすれば、兄弟の為というよりは、「世界を照らす樹」の為ということになりますけども。 1話で帽子様がカンバに手を突っ込んだシーンはやはり命を吸い取っていたようで。 しかし、それも電池切れ、充電も叶わないという状況。 でも、ピングドラムさえ手に入れられれば、ヒマリの命を補充させることができるのかなあ。 帽子様に騙されていて、どちらにしろヒマリは助からないというおそれも……。 まあいずれにしても兄弟としては僅かな可能性に縋るしかないか。 その可能性も潰えてしまいましたが。 【サネトシ】 そこに颯爽と登場したピンク髪ことサネトシ痺れるだろう! 中央図書館 空の穴分室の外にも出てこられるのね。 まさにメリーさんを唆した黒ウサギのごとき登場シーンでしたが、彼こそ帽子様が言ってた「奴を止めろ」『奴』なんでしょうか。 9話の空の穴分室のシーンでは、彼がヒマリに帽子様を与えたように見えたので、てっきり帽子様の仲間だと思っていたのですが。 「世界は再び闇ウサギを呼び込んだ」という台詞の「闇ウサギ」っぽいウサギの飼い主みたいでしたし、彼は帽子様の敵なのかなあ。 『再び』ってことは以前も闇ウサギが呼び込まれたことがあるんでしょうね。 このサネトシが出ていた冒頭シーンがよく分かりません。 ヒマリの主治医の部屋にいたようですが、あれは何をしていたんだろう。 主治医の先生がサネトシの仲間という意外な展開なのか、先生にはサネトシが見えていなかっただけなのか。 それにしては、先生の机に写真立てを置いたことがよく分かりませんが。 あれは、元々置いてあったのか、サネトシが持ってきて置いただけか。 誰かが生き返るシーンも描かれましたよね。 ヒマリではないでしょうから、夏芽さんが救おうとしているマリオ? 高倉父が仏頂面で写っていた写真も謎が多いです。 南極らしき場所でしたが、高倉父は何をしていた人なのか、サネトシとどういう関係なのか、そして主治医の先生とはどういう関係なのか。 何一つ想像もつきません。 【たぶき先生】 声優さんが子供時代も一緒でしたね。 カンバの子供時代もそうでしたが、彼の低い声と比べると随分違和感が無かったです。 モモカの葬式で、OPに出てきた鳥の影がイメージとして挟み込まれていました。 あの鳥も謎だよなあ。 これまで随分と牧歌的な描写が多かった先生ですが、やはりストーリーの本筋に絡んできそう。 となれば、時籠さんもでしょうね。 指の傷も意味深に取り上げられていました。 あの感じだと一度切断されて、それをくっつけたみたいな傷跡でしたね。 【その他】 3号が消えていくところでちょっとグッときました。