ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

実写版ONE PIECE 第1話『ROMANCE DAWN』感想

 予告に登場していたこの謎の赤い人の正体は全く予想してなかったので笑っちゃったよ。

 

※以下、ネタバレ注意

【これはこれで】

 まあ、悪くは無かったんじゃないでしょうか。
 もう少し原作の雰囲気が濃いもんだと期待していたというのが正直なところではあるけど、これはこれでね。

 原作通りのキャラクターはあくまでも尾田栄一郎にしか描けないことを考えると、ある程度開き直ってキャラを変えてしまうのはアリだとは思うし。

 

【味方キャラが煽りカス】

 原作の時点で大概だったシャンクスのヒグマに対する煽りはまあ良いとして、ゾロのそれはちょっと引いてしまったぜ。

 ヘルメッポはもうこれ以上リカちゃんに手を出そうとはしていなかったのに、わざわざ喧嘩吹っ掛けるってそれはどうよ。
 彼女や店まで恨みを買って、迷惑を掛ける恐れもあっただろうに、ちょっと浅慮過ぎるよなあ、このゾロは。

 今のところ好感度は結構低い。
 原作3話の凄さを改めて思い知らされたや。

 

【可哀想なモーガン大佐……】

 リトル天竜人だった原作と違い、市民に圧政を敷いているわけでもなく、部下を手にかけるでもない割と真っ当な海兵に改変されていただけに、この人をボコっても爽快感は全然無いよね。

 海兵を暴行したゾロに対して、「部下になる」「7日間飲まず食わず」「釈放だが、二度と海軍から賞金は受け取れないようにする」の3択を選ばせてやったのもめちゃくちゃ寛容だし。

 ただ単に基地に侵入してきた海賊にボコられ、海図を盗まれたことになるわけで、純粋な被害者とすら言える。

 ヘルメッポにしても、狼を街中で放し飼いしたり、市民に土下座させたりといった原作の悪質さは皆無だったしなあ。

 

【その他】

・処刑前のロジャーの靴が思ったより小綺麗。
・あんまり小汚いのも「海賊王の処刑」という象徴的なイベントにそぐわないし、綺麗な衣装に着替えさせたのかも。

・ガープがジョン・ジャイアントみたいな演説してる姿は違和感がすごい。

・実写版世界ではロジャーが自ら出頭してきた設定は無さそうかな。
・自首してきた相手に「自ら招いたことだ」と言うのもまあまあ変だし、それに輪をかけて「忠告したはずだ」が不自然になるからね。
・なんぼガープでも出頭してきた海賊王に対して「捕まったら処刑だぞ! 悪いこと言わんから早く逃げろ」とは言わんでしょうし。

・Mr.7はまさかだったなー。確かに原作で描かれてないから自由にし放題よね。
・ただ、バロックワークス社員の首を持って行っても、賞金首とは限らないから換金して貰えなさそうだが。
・まあでも、原作と違って海軍に存在が知られまくってるので、秘密結社じゃないのかもしれない。

・ベン・ベックマンが……あんまり、男前じゃ……ない!
・というより、小太りのただのおじさんに見える……。もうちょっと他にいなかった?

・配役が一番ショックだったのはマキノさんです……。
・いやちょっと、あの、さすがにブ……い、いや。止めておこう。私は令和の人間だからね。

・「ゴムゴムの実がルフィを呼んだ」みたいな演出になってるのはやっぱ「ニカの意思」の設定を製作陣は教えられてたのかな。

・「マシな酒場」は多分フーシャ村にはもう無いと思うよ。

・アルビダ海賊団、死……。

・フーシャ村もシェルズタウンもホコリっぽ過ぎない?
・アラバスタ王国が舞台かと思うよ。

・予告の時点では「ナミさんにしては乳が物足りないな」と思ってたけど、

・わざわざ戦闘前に海兵の服を脱がせる配慮。世の流れに逆行するドラマ。

・普通にただただ海軍に喧嘩を売ってボコボコにしただけで終わったので、コビーの立場が……。
・まあ、なぜかイーストブルーの僻地でバロックワークス如きの捜査に出ていたガープ中将に拾われる展開になるんだろうけど。

・コビー奪還で活躍してくれると思っていたガープ中将の副官。実写でも格好いいぜ。
・ハチノスでも格好いいところを見せて欲しかったぜ。