ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

逆転裁判6への期待と不安

 いよいよ、明日発売か……。

※以下、逆転裁判逆転検事シリーズの重大なネタバレを含みます。  前情報をほとんど入れてない状態だからあまり詳しくは分からないのだけど、逆転裁判5の出来がいまいちだっただけに、どうしても期待よりも不安が先行してしまう。

 最も不安なのは言うまでもなく、「タクシュー以外がナルホド君と真宵ちゃんのコンビを上手く描けるのか」ということ。
 馴染み深い2人だけに、余計に以前の掛け合いと比べてしまいそうだなあ。

 もっとも、真宵ちゃんも27歳(3の時点で19歳だったから、おそらくそのはず……。たぶん)だから、以前のキャラと変わっていて当然だと考えれば良いのかもしれない。

 
 そして、新たなライバル検事。
 正直言って、5のユガミ検事の印象はかなり薄かったから、こちらも非常に不安だ。

 ユガミ検事は「なぜ真犯人らしき人物から目を逸らし、被告人を執拗に有罪にしようとするのか?」というところに一切触れられなかったことがキャラを薄くした主因なので、新しい検事はそういった動機の部分をきちんと深めてほしい(どうも裁判を宗教儀式と考えているようで、個人的な動機はなさそう? そういう話が作中で語られるのであればアリ)。
 
 まあ、一番嫌なのはガリュー検事のように「最初から真実を追求することを目的としており、こちらに協力的」というパターンなのだが、幸いキャラ紹介を見る限りそれは無いかな。


 一方で、新システムのことはあまり心配はしていない。
 被害者の最期の記憶を見るという完全にオカルトな設定ではあるものの、クライン王国ではそれが公式に裁判に組み込まれているため、証拠として採用されても納得できるからだ。

 逆に、逆転裁判4からのシステムである『みぬく』や、逆転裁判5からの設定である『ココロスコープ』の方が不安である。
 逆転裁判5 総評逆転裁判5 第2話『逆転の百鬼夜行』感想などで散々書いたことだが、これらは裁判の証拠として認められたものではない(『みぬく』に至ってはオドロキ君とみぬきちゃんにしか分からない)にも関わらず、それを根拠に証人を追い詰める場面が多々あり、その度に釈然としない気分にさせられた。

 これらのシステムが逆転裁判6にも引き継がれるのであれば、その辺りが改善されていることを望む。

 『みぬく』に関しては5で、裁判パートではほぼ封印される傍ら、探偵パートでのゆさぶり用として使われていて感心したから、今作でも同じ扱いで良いと思う。

 『ココロスコープ』も、敵性(検事側)証人の嘘を暴く根拠として使うのではなく、弁護士側の証人の混乱を解くためのカウンセリングに使用される分には納得できるから、6では『みぬく』同様に反省してくれてれば良いんだどなあ。

 
 まあ、泣いても笑っても明日発売だ。
 せっかく久しぶりに真宵ちゃんが見られるのだし、こんな不安など一蹴してくれる程の名作であることを期待したい。


【余談・ラスボス予想】
 



 歴代のラスボスは、検事、依頼人、弁護士、大使、過去の依頼人、刑事と来たから、今作では裁判官がラスボスと予想します。