ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ14号(2019年)感想

 グリーンヒル大将「猗窩座くん、救国軍事会議に入らないかい?」
スクリーンショット (432)

週刊少年ジャンプ13号(2019年)感想はこちら

※少し追記した。

※以下、ネタバレ注意
ぼくたちは勉強ができない
第101話 黄昏に氷の華は【x】と舞う②

 え!? イカレ店長、桐須先生の同級生だったの!?
 唯我母の知り合いじゃなかったっけ!? てっきりそっちと同年代だと思ってた。

 いや、そんな話はどうでも良いんだよ!!

 あー、なるほどねえ。
 いや、第16話で桐須先生が「才能のある道に進まない人生は無為」という趣旨の発言をしたことに対して当時の感想で、

 普通に捉えるとこれって、桐須先生は今の教師としての人生を「無為」と思ってるってことだよね。
 才能をドブに捨てるような選択をしなければ、もっと良い人生があったのに……と。

 先生も何かしらの才能を持っており、あえてその才能を活かさない道を志したものの、結局その道は上手くいかずに仕方なく教師となり、「ああ、あのとき夢にしがみつかずに才能を活かす道を選んでいれば……」という後悔を抱えて生きているってことかあ……。
 世知辛い。

 などと書いたんだけど、これは先生自身の話ではなくて、教師として生徒の進路指導を誤ってしまった経験によるものだったのね。
 フィギュアスケートのスター選手時代の写真が大事そうに飾られていたのに完全にミスリードされて、その発想は浮かばなかったなあ。

 むしろ、教師の道はフィギュアスケートよりもやりたい事だったのか。
 なんというか、ホッとしました。

 先週、桐須先生の教師としての道を「無為」と断じた美春ちゃんを(これもまたミスリードの一つだったわけね)批判する感想も見られたけど、かつて快活だった姉が、教師となってからは無表情の冷たい雰囲気の人間になってしまったのなら、「嫌々ながら仕方なく教師を続けている」と思い込んだとしても仕方がないだろう。

 実際、桐須先生自身、日野さんの件の直後は教師としての自分に絶望して、フィギュアスケートの世界に戻りたいという願望を持っていたようだから、丸っきり的を外れているわけでもないしね。
 このツイートを見て思ったのだが、「無為」という言葉はそもそも16話で桐須先生自身が使っていたことを考えると、日野さんのトラウマによって彼女は日頃から妹に対しても、「才能とは違う道を選んで無為に人生を費やすな」と釘を刺していたのかもしれない。

 それを聞かされていた美春ちゃんは、我々読者が(つーか私が)誤解したように、その「才能とは違う無為な人生」とは桐須先生自身のこと=姉はフィギュアの道を捨てて教師となったことを後悔しているんだと思い込み、必死になって彼女をフィギュアに復帰させようとしているのでは。


鬼滅の刃
第148話 ぶつかる

>「俺が嫌いなのは弱者のみ」
 いや、あんた自分より強い者の事も嫌いでしょうよ。

 この辺り、アカザさんの自己欺瞞如実に表れているなあ。
 畢竟、彼は「ほどほどの強さ」の者を叩き潰す快感を求めているだけであり、だから強者であっても自らより強い鬼に対しては、途端に余裕を失い敵意を剥き出しにしてしまうわけである。

 炭治郎の力強い言葉を笑い飛ばすことができずに、怒りで拳を振るわせているということは、猗窩座さんに刺さるところがあったんだろうけど、これはどういう意味でなのかな。
 弱者を殺すことしかできない自分は強者ではないという自覚を本当はどこかで持っているのか、あるいは「幼少期に誰からも守ってもらえなかった」という記憶があるのか。


僕のヒーローアカデミア
218話 異能解放軍

 ここで異能解放軍を持ってくるとは。
スクリーンショット (433)
  ヴィラン連合を敵視しているのは何でだろうと思ったけど、そうか、連中は一応「ステインの同志」を自称して、真のヒーロー社会の実現を(死柄木は建前として)主張しているから、異能を欲しいままに使うことを肯定する解放軍は粛清対象になるってことなのか。

 デストロが異能解放軍を率いていた頃はまだAFOが裏の世界を支配していたはずだけど、やはり彼らとも対立していたのかな。
 AFOからすればデストロは自分の築いた秩序を破壊する存在だろうし、異能解放軍が崩壊したのは政府だけでなくAFOが一役買っていたのかもしれない。

 今さらなのだが、超常社会黎明期に現れたのがデストロで、その子供がデトネラット社の社長だとすると、AFOが社会の支配に乗り出したのも、せいぜい半世紀前くらいの話だよね。
 それにしてはワン・フォー・オールの継承者が多すぎる気もする。みんな短命だったのかな。
 なるほど、どっかでAFOの年齢について見た気はしていたのだが、すっかり忘れていた。
 となると、コウさんが仰るように社長の世代が一つ下なのか、もしくはデストロが活動を開始した「人々が平和を望み~」という時期が、AFOの全盛期が過ぎて組織が弱まりつつあった頃なのかもしれない。


ゆらぎ荘の幽奈さん
第149話 夢から覚めた千紗希さん

 おっとぉ。
 流禅さんが何らかの企みを持って近づいていたというのも、全く予想してなかったな……。
 今から考えると疑っても良さそうというか、たしかに胡散臭さの塊みたいなもんなんだけど、上手い具合にゆらぎ荘の世界に溶け込んでいて、完全に目を曇らされていましたわ。
 してやられた。

 それにしても兵藤、前も書いたけどただの助平だと思っていたから、こうやってコガラシ君との関係を優先する姿を見ると評価が上がるなあ。


チェンソーマン】
第12話 揉む

 言われてみれば全裸状態の時のパワーちゃん胸無いな。
スクリーンショット (438)
 今回だけでなく前からパッドを着けてたようだけど、悪魔のクセにおっぱいを大きく見せたいという願望はあるのか。
スクリーンショット (440)
スクリーンショット (439)
 胸を揉まれた時の反応からすると、魔人にも性感があるのかな。

 『芋粥』しかり、『金閣寺』しかり、ずっと憧れ続けたものが実際体験すると大したこと無くてガッカリするというのはあるよね。
 私も金閣寺を初めて見た時は「遠っ! 小っさ!」と思ったものよ。

 マキマさんに関しては、元々そんなに好きなヒロインでなかったんだけど、銃の悪魔に対する憎しみという内心が見えてきて、若干魅力が出てきたかな。
 
 とはいえ、それ以前に終わりの風景が見えてきた感があるけど……。


約束のネバーランド
第125話 嘘吐きの同盟

 いやあ、良いですねえ。
 こういう複数の勢力の思惑が絡み合う展開、好きよ。

 それにしても、ようやっと鬼の世界の首脳部が公開されたか。
 貴族がいるから当たり前といえば当たり前なのだが、王が存在したのね。

 約束が結ばれたのは千年前だから、700年前にギーラン卿が追放されたのは約束の成立に反対したとかでは無いんだろうけど、この辺りの事情も気になる所。

 上級職員が餌になっているのを見て、ソンジュとムジカが人間を食べていないにも関わらず、人型と知能を保てているのは、知能ある鬼を食べているからかな、とふと思った。
 もし「例外」の理由がこれなら、他の鬼が人間を食べられなくなったら一緒に崩壊するので、ノーマンの計画の妨げにはならないか。



ブラッククローバー
第195話 一変

 ほほお。
 てっきりもうエルフに邪念が混じっていた件は「副作用」で済まされたのかと思ってたけど、やはり黒幕が存在したのか。

 どうなんだろう。
 そもそも転生魔法を使った者自体がリヒトではなくこの偽ロイネなのか、転生魔法に干渉し、利用しただけなのか。
 
 クローバー王国の王族達によるエルフ襲撃も偽ロイネが企図したものだとすれば、前者の可能性の方が高そうかなあ。


【アクタージュ】
第55話 フツー

 完全にNTR漫画の導入じゃないですか。

・竿役(リョーマ
・に恋して夜凪に嫉妬する女(ひな)
・夜凪に片思いしてる冴えない眼鏡(吉岡)

 完璧な布陣。


Dr.STONE
第96話 科学の眼

 ちょっと決めつけすぎのような気も。
 例えば先週書いたように、たまたま復活した人物が長年1人きりで生活していたら、「なぜ!?」と叫びたくなるのは理解できるし。


【呪術廻戦】
第49話 窮屈

>「多少本気を出した方が良さそうだ」
 これまで本気を出さなかったのは、呪力の消費をなるべく抑えたかったからか、それとも生徒との戦闘を敢えて長引かせることで、教師陣の目をこの場に引きつけておきたいのか。

 帳のアンチ五条設定も、いかにも「帳の中こそが狙い」だと強調してる感じはするから、後者の可能性が高いかも。



火ノ丸相撲
 刃皇関といいニュータイプなのか、この世界の力士は。


食戟のソーマ
第301話 氷の魔女

 単なるクソ親だと思ったけど、どうも、えりな様を自分と同じ目に遭わせぬように美食を追及する世界から離そうとしているのかな?

 だとすると、娘がこんな事になってるのに孫娘に全く同じ道を辿らせている遠月ジジイは一体……。


【獄丁ヒグマ】
第10話 欠けているもの

 てっきり子を失った恨みかと思ったらそっちかー。
 子を産まないという選択肢は無かっただろうし、まあ哀れではありますねえ。

 ただ、こういう今さらどうあっても救いようの無い人間は、死だけが唯一の安らぎな訳ですけど、この人はこの後も300百年以上、地獄で責め苦を味わい続けることになるんだよね……。

 やっぱこの地獄という設定自体が根本的に少年漫画として問題があると思うの。後味が悪過ぎるよ。

 いやもう無理だよこれ以上は……。イヤミとかじゃなくて。次回作で頑張ろう、本当に。


【最後の西遊記
 まあ他人様の家庭の問題は置いとくとして。
 下手すれば人類を滅ぼしかねない能力を持った存在を8歳くらいの子供に任せるとか、正気か?

 龍之介がコハルちゃんに辛く当たって、彼女が恨みを抱きでもしたら、息子も世界も終わるかもしれないのに、よくそんな事できるな。

 あと、こんな事言っちゃなんですが……親父さん、普段から怪異と戦う職業のようだし……いっそコハルちゃんを楽にしてやった方が良いんじゃ……世の中の為に。
 
 京都校の楽巌寺学長なら即決でコハルちゃんを殺してる。