※少し追記しました。
ONE PIECE 第892話『強敵認定』感想【週刊少年ジャンプ9号】はこちら
プリンがナミに嫉妬しない事と、サンジに惚れた理由についてはこちら
※以下、ネタバレ注意
【シャーロット・カタクリ】
何たる格好良さ。
これまで本気でルフィと戦った敵の中では最も好感度が高いのではなかろうか。
料理人達にメリエンダを見られたときにはあれだけ焦って口を封じたのに、最早そんなことはどうでも良いとばかりに、何十年も隠し続けた己を曝け出すとは。
想像していた以上にルフィとの戦いにのめり込んでいたんだなあ。
自分の裂けた口を目撃しながら、変わらずカタクリの強さだけに目を向けて来るルフィの姿勢に胸を打たれたところもあったのだろう。
今回のルフィの何が良いって、フランペ達とのやり取りも聞こえているだろうに、そのことには一切触れずにカタクリさんとの戦いに集中する男らしさだよね。
それでありながら、「どうせ立ってられねェよ」という台詞に静かな怒り、フランペ達への侮蔑の念が感じられる。
カタクリさん自身が無視という選択をしたにも関わらず、ここでルフィが横から怒りを露わにし、フランペ達を怒鳴りつけたりした日には、「敵に同情された」とカタクリさんに思わせ、屈辱を与えることになってしまったことだろう。
それを解っているからこそ、ルフィもまた、徹底的に「取るに足らない存在」としてフランペ達を無視することを選んだわけだ。
敵同士でありながら、二人の間にあるのは紛うことなき男同士の一つの友情と言えるだろう。
それにしても、改めてカタクリさんはプリンちゃんと通ずるキャラクターだよなあ。
彼の場合、子供の頃にはまだ『万国』も存在せず、母親であるビッグマムも中堅くらいの海賊だったろうから、余計に周囲の当たりも辛辣だったことだろう。
本当の自分を出せるようになってからの、この兄妹の会話を是非とも聞いてみたい。
※追記
他の方の感想を見ていると、「トットランドにはあれだけ異形の人間がたくさんいるのに、口裂けや三つ目くらいで差別されるのが理解できない」という感想が結構見られたのだが、これは単純に「トットランドですら異質だから」だろう。
何たる格好良さ。
これまで本気でルフィと戦った敵の中では最も好感度が高いのではなかろうか。
料理人達にメリエンダを見られたときにはあれだけ焦って口を封じたのに、最早そんなことはどうでも良いとばかりに、何十年も隠し続けた己を曝け出すとは。
想像していた以上にルフィとの戦いにのめり込んでいたんだなあ。
自分の裂けた口を目撃しながら、変わらずカタクリの強さだけに目を向けて来るルフィの姿勢に胸を打たれたところもあったのだろう。
今回のルフィの何が良いって、フランペ達とのやり取りも聞こえているだろうに、そのことには一切触れずにカタクリさんとの戦いに集中する男らしさだよね。
それでありながら、「どうせ立ってられねェよ」という台詞に静かな怒り、フランペ達への侮蔑の念が感じられる。
カタクリさん自身が無視という選択をしたにも関わらず、ここでルフィが横から怒りを露わにし、フランペ達を怒鳴りつけたりした日には、「敵に同情された」とカタクリさんに思わせ、屈辱を与えることになってしまったことだろう。
それを解っているからこそ、ルフィもまた、徹底的に「取るに足らない存在」としてフランペ達を無視することを選んだわけだ。
敵同士でありながら、二人の間にあるのは紛うことなき男同士の一つの友情と言えるだろう。
それにしても、改めてカタクリさんはプリンちゃんと通ずるキャラクターだよなあ。
彼の場合、子供の頃にはまだ『万国』も存在せず、母親であるビッグマムも中堅くらいの海賊だったろうから、余計に周囲の当たりも辛辣だったことだろう。
本当の自分を出せるようになってからの、この兄妹の会話を是非とも聞いてみたい。
※追記
他の方の感想を見ていると、「トットランドにはあれだけ異形の人間がたくさんいるのに、口裂けや三つ目くらいで差別されるのが理解できない」という感想が結構見られたのだが、これは単純に「トットランドですら異質だから」だろう。
我々から見れば「人外」でも、多くの場合トットランドでは普通の身体的特徴だと認識されているのに対して、三つ目等の特徴はトットランドでも「普通」でない為に、迫害されているわけだ。
我々の立場で例えるなら、いくら人類に多様な肌の色があるとはいえ、突然緑色の肌の人間が現れれば、その人物は世間からの差別を受けることだろう。
その際、「これだけ多種多様な肌の色があるのに、なぜ今更緑色だからといって気持ち悪がられるのだ？」などと疑問に思う人間はいないはずだ。
「見慣れない」ものはそれだけで差別の対象となる。
ONE PIECE世界では三つ目や口裂けがそれに該当するというだけである。
【カタクリファンクラブ】
さすが尾田先生。
胸糞の悪い人間を描かせたら右に出る者はいない（言い過ぎ）。
フランペちゃんはまだ心のどこかで「兄が自分に手を出すはずがない」という慢心があるからこその言動なんだろうけど、ファンクラブ会員のお前らは命が惜しくないのかと言いたい。
いくら容姿が醜かろうが、カタクリさんがべらぼうに強い四皇の最高幹部であることには変わりはないのに、何故そんなに舐めた態度をとれるのか理解できない。
まあ、カタクリさんのメリエンダを見てしまった料理人達はガタガタ震えて一目散に逃げ出すという真っ当な反応を示していたので、このファンクラブ会員達が異常者の集まりなんだろうな。
仲間がフォークで刺されて苦しむのを見てゲラゲラと笑ったりと、元々どこかタガの外れたような連中だったし、フランペ直属の部下だけあって全員気が狂ってるのかもしれない。
どちらかと言うとビッグマム海賊団より百獣海賊団の人間っぽい。
我々の立場で例えるなら、いくら人類に多様な肌の色があるとはいえ、突然緑色の肌の人間が現れれば、その人物は世間からの差別を受けることだろう。
その際、「これだけ多種多様な肌の色があるのに、なぜ今更緑色だからといって気持ち悪がられるのだ？」などと疑問に思う人間はいないはずだ。
「見慣れない」ものはそれだけで差別の対象となる。
ONE PIECE世界では三つ目や口裂けがそれに該当するというだけである。
【カタクリファンクラブ】
さすが尾田先生。
胸糞の悪い人間を描かせたら右に出る者はいない（言い過ぎ）。
フランペちゃんはまだ心のどこかで「兄が自分に手を出すはずがない」という慢心があるからこその言動なんだろうけど、ファンクラブ会員のお前らは命が惜しくないのかと言いたい。
いくら容姿が醜かろうが、カタクリさんがべらぼうに強い四皇の最高幹部であることには変わりはないのに、何故そんなに舐めた態度をとれるのか理解できない。
まあ、カタクリさんのメリエンダを見てしまった料理人達はガタガタ震えて一目散に逃げ出すという真っ当な反応を示していたので、このファンクラブ会員達が異常者の集まりなんだろうな。
仲間がフォークで刺されて苦しむのを見てゲラゲラと笑ったりと、元々どこかタガの外れたような連中だったし、フランペ直属の部下だけあって全員気が狂ってるのかもしれない。
どちらかと言うとビッグマム海賊団より百獣海賊団の人間っぽい。
シーザー製の人造悪魔の実である『SMILE』は、その名の通り笑いが治まらなくなる副作用があるようなので、ファンクラブ会員もドフラミンゴとの取引があり、人造悪魔の実の能力者である可能性も……？ ないな。
そう言えば、カタクリさんのメリエンダ回での感想を見ていると、「ギャップで更に好きになった」というものだけではなく、「普通に格好いいキャラでいてほしかった」という意見も結構見受けられた。
奇しくも、今回のカタクリファンクラブの前半のような反応を、現実世界でも見られたことになるなあ。
ただ、カタクリさんの件で一点納得できないのは、この口裂けの子はトットランドでどういう扱いなの……？ ということ。
彼女もおそらくはシャーロット家の一員だろうに、まるで口の裂けた人間を初めて見たかのようなフランペとファンクラブの反応はちょっとおかしくないだろうか？
