ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

逆転裁判5 第1話『逆転のカウントダウン』感想

 これまでのシリーズに慣れた身としてはやはり違和感が……。

逆転裁判5を買ったので逆転裁判4を振り返ってみるはこちら

※以下、ネタバレ注意
 第1話の出来としては、割と普通という印象。
 どちらかというと、慣れない部分を受け入れようと努力することに費やされた。
 ドット絵(?)が馴染んでいたので、この3Dの立ち絵にはどうも戸惑ってしまう。

 ナルホド君の声も、これまでの巧舟からPVなどで起用されていた声優さんに変更されているらしく、今までと比べてあまりにも力強い異議あり「待った」に何とも受け入れがたいものを感じた。
 とはいえ、これは言っても仕方のないことなので、徐々に慣れていくしかないのだろう。


 新システムの『ココロスコープ』チュートリアルの1話でいきなり登場したのも困惑させられた。
 逆転検事1・2でも新システムの『ロジック』『ロジックチェス』が1話から登場してはいたけど、あれらはあくまでも推理や話術をゲーム上で表現したものだったからなあ。
 まだ新ヒロインの希月心音がどういう人物なのかの紹介もないまま、唐突に謎の能力が出てくるという構成はあまり上手いとは言えないと思う。

 とはいえ、オドロキ君やみぬきちゃんにしか分からない相手の癖を根拠に証言を嘘だと決めつけるという、強引な印象の強かった『みぬく』と違い、『ココロスコープ』は混乱した被告人を落ち着かせるために使用されていて、不自然さがかなり軽減されていたのは良かった。

 
 ストーリーとしては、被告人の森澄しのぶが非常に可愛らしかったものの、真犯人のキャラは平凡で、劇的な内容だった逆転裁判3と4や、インパクトはそれほどでもないものの、二転三転する捜査と強烈なキャラクターで楽しめた逆転検事2の1話には遠く及ばない。

 各シリーズの1話を格付けすると、

裁判3>裁判4>検事2>>>裁判1>裁判2=検事1=裁判5

 という印象。


 とはいえ、まあ、森澄しのぶが可愛らしかったのは良かった。
 逆転裁判4では、ヒロインが実妹だったのも含めて何かと不遇だったオドロキ君だが、5になってようやく春が来たようだ。
 心音ちゃんもオドロキ君には好印象を持っているようだし、アラサーになってもマヨイちゃんやあやめさんを放ったらかしにしているナルホド君のようにはならないで欲しいと切に願うばかりだ。

 
 ナルホド君といえば、4では何やらニヒルぶって、ともすれば全てを見通しているような顔をしていたのに、5になると元の成歩堂龍一に戻ってたような気がする。
 ただ、4でもナルホド君視点のときは、割と3までのキャラに近い言動をしていたし、オドロキ君に見せていたような姿は、単に格好つけて演じていただけなのかもしれない。