サタナキア陛下出てこねえ。
『帝王の塔 02』の感想はこちら。
【ニス?】
力を手にする前のソロモンの目が描かれたのは始めてたのはずだけど、ひょっとしてソロモンってニスなのだろうか。
父王がバンシーとの間にソロモンをもうけたのかな。
確かに、アスもニスみたいな目をしてるのが気にはなってたんだよねえ。
彼をニスとして生み出さなかったのは、ロックヘイムの中では「成長したニスは珍しい」という認識が強くて目立ちすぎるからとか?
強く根付いた認識を変えるよりも、アールヴ人という存在しない人種に関する認識を新たに刷り込む方が容易だったのかもしれない。
稀男を運び手として選んだのも、同族への親しみがどっかで影響していたのかもね。
【ダビデ(ダビデじゃない)】
崩御した先王についてだが、これはダビデではなくモーゼだろう。
こので書いたように、胎界主世界ではソロモンの先代の王はモーゼだからだ。
扉絵の少年は髪質と目がソロモンとは違うので、どうやら生首だけでなく少年の方もモーゼその人のようだ。
↑の記事の最後でも触れているが、サタナキア陛下に誘惑されたのはソロモンではなくモーゼで、サタナキア陛下の力を借りて古代イスラエル王国を建国したのかもしれない。
【「箱」】
なんかベールゼブブ陛下は箱自体が実在していないみたいな言い方をしていたけど、ちゃんとあるやんけ。
陛下の考えすぎだったのかな。
あるいは、あの「箱」自体は本当にただの人間が作った箱に過ぎず、モーゼが宝物を保管しておく為に使用していただけとか?
狂気のベールゼブブ陛下によれば、「ソロモンは賢者の石で不滅の身体を手に入れた」らしいけど、賢者の石で真の不老不死を実現できるのであれば、帝王だけでなく他の大主も手を出してそうだよね。
実際にはそこまでの力は賢者の石には無いんじゃないかという気がする。
おそらく本当に重要なのは、次元の指輪ともまた違う、未だに描かれていない別の道具なのだろう。
それを使ってソロモンは存在級位を爆上げし続け、四大神獣ですら傷一つつけられない神獣石を破壊して中身を取り出したのだと思われる。
帝王が真の不老不死の肉体を得る為に使ったのも、同じその「何か」ではないだろうか。
次回の感想はこちら。