ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

“巨大戦艦”サンファン・ウルフ、『ヒトヒトの実(古代種)モデル:古代巨人族』の能力者説

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 名称の真偽はともかくね。

【超巨大な種族】 

 第977話『宴はやめだ!!!』にて、鬼ヶ島にあるドクロはそういう形の山なのではなく、本物の骨である事が明かされた。

 ベガパンクですら人の巨大化実験には成功していないにも関わらず、パンクハザードには巨人族よりも大きなドクロが残されていたことから、おそらくこの世界にはかつて、巨人族よりも更に巨大な種族が生きていたと考えられる。

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【古代巨人族??】

 この件についてポーネグリフのARIMOさんに「ビブルカードだとオーズやオーズJr.が『古代巨人族』だと表記されていた」との情報を頂いた。

 確認してみたところ、確かにそのように分類されている。

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 しかしながら、尾田先生によればオーズは普通の巨人族の一員とされている。

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 つまり、この「古代巨人族」という分類は、例によっていつもの、親の顔よりも見たビブルカードスタッフのミスだろう。

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 とはいえ、いかにビブルカードスタッフと言えども、さすがに無から「古代巨人族」なる単語をでっち上げたとは思えない

 いくら何でもそこまで堕ちてはいないと信じたい。

 だとすると、この「古代巨人族」という種族名には、何らかの根拠があると見るべきだ。

 

【古代巨人族(信じたい)】

 要するに、「古代巨人族」という名称は尾田先生から教えられたものだったのだろう。

 おそらく本来は『オーズとオーズJr.はこの古代巨人族の血を継いでいる』という情報だったのが、ビブルカードスタッフの間で曲解されて、オーズ達自身を古代巨人族と書いてしまったと考えれば筋が通る。

 「そんなことあるか?」と思われるかもしれないが、ビブルカードスタッフなら十分あり得る話だ。

 

    今現在もオーズやオーズJr.が生きているのに「古代」という名称を付けているのはおかしいが、既に滅んだと考えられて「古代」と名付けられた種族の特徴の一部が、覚醒遺伝でオーズに現れたのだとすれば納得できるのではないか。

 

    また、ビッグマムの言っていた「歴史の彼方に消えた種族」とも合致する。

 

 オーズ達が持っていたような角を、鬼ヶ島のドクロも備えている。

 古代巨人族は鬼のような外見をしており、その特徴をオーズ達が受け継いだのだろう。

 

 しかしながら、古代巨人族はオーズなどより遥かに巨体だった。

 カイドウの屋敷がすっぽりと頭蓋骨の中に入るのだから、相当な大きさである。

 

 そして、同様に常識を遥かに超える巨体を持った人間が現代にも存在している。

 もちろん、表題のサンファン・ウルフである。

 

【サンファン・ウルフは能力者】

 海に浸かったことで体の力が抜けている描写があるから、彼が能力者であることはほぼ確定だ。

 彼が食べた悪魔の実こそが、『ヒトヒトの実(古代種)モデル:古代巨人族』だったのではないか。

 

 確かに、疑問ではあったのだ。

 サンファン・ウルフの重さで黒ひげ海賊団の丸太船はイカレそうになったと言うが、あんな巨体を乗せたら一発で沈んでしまう

 力の抜けた彼を船で引いていくことも不可能だ。

 

 つまり、サンファン・ウルフは「小さくなれる」のだろう。

 一方で、丸太船をイカレさせる程の重さということは、彼の本体はおそらく巨人族だ。

 普通の巨人族が更なる巨人化を果たす悪魔の実を食べたのである。

 

【本来の姿】

 「超巨大な姿の方が本来の姿で、逆に小さくなる悪魔の実を食べた可能性もあるのではないか?」と思われたかもしれないが、そこまで巨大となると単なる巨人族の突然変異とは考え難い。

 元々そういう種族だったということになるが、そんな特殊な存在なのに、ビッグマムに標的にされてもいなければ、政府の実験材料にもならずインペルダウンに収容されていたのは不自然だ。

 

 角が生えていないことから、頂上戦争や燃え盛る島で彼が見せた姿は「人獣型」なのだろう(チョッパーを見て分かる通り、人獣型のサイズは能力によって様々だ)。

 巨人である人型、巨体のみが反映された人獣型、そして、角の生えた古代巨人族そのままの獣型の三形態あるわけだ。

 

 「海に浸かっているのに人獣型に変化したままなのはおかしい」という疑問が浮かんだ方もいるだろうが、ゾオン系は海に浸かっても脱力するだけで変身が解除されたりはしない

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 ルフィが溺れた場合、力が抜けるだけで体がゴムである事は変わらないのと同じことだ。

 

【海に浸かっていた理由】

 では、何故そもそも人獣型となって、わざわざ力の抜ける海に浸かっているのか?

 確かに、本来の姿が巨人ならば、皆と一緒に上陸すれば良いだけだ。

 

 その答えは作中でサンファン・ウルフ自身がボヤいている。

 「あっつー」、と。

 要するに、あの島が暑かったから海に浸かっているだけなのだ。

 本来の姿である巨人のサイズでは溺れてしまうが、人獣型ならば海底に足が付くので溺れる心配は無い。

 

 自分のせいで船が限界に来た為、仕方なく燃え盛る島に上陸した仲間を尻目に、自分だけ巨大化の能力を活かして海で涼んでいるわけである。