ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ14号(2017年)感想

 鬼舞辻さんは下壱さんの人柄を知らずに十二鬼月に任じたのだろうか。

週刊少年ジャンプ13号(2017年)感想はこちら

※以下、ネタバレ注意

ONE PIECE
第857話 ルーク

>ナミの怒り

 素晴らしい。
 
 「どんな理由があろうと無抵抗のルフィを傷つけたのは許せない」としてサンジを打ったのだから、ジンベエに諭されようとも、サンジが戻ってこようとも、その信念は貫いて欲しかったから、期待通りの展開。
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 怒った理由を「ルフィを傷つけたから」ではなく、「自分を恐怖させたから」と言っているのはナミの優しさだよね。

>ベッジの陰謀
 何というか、ゴッド・ファーザーのようななりして、やってることはジョーカー(ドフラミンゴではない方の)みたいな奴である。





 確かに、新世界まで来ている時点で、普通のマフィアのように利益だけを目的としているわけがなかった。

 果たしてベッジはどうやってビッグマムを殺すつもりなんだろう。
 いくら浮かれていたとしても、実力差は歴然で到底倒せるとは思えない。 
 まあ、さすがに何か策があるんだろうけど。

 ただ、ボビンを撃ったのがヴィトだったとなると、第三勢力の存在は望み薄かなあ。
 ベッジとしてはビッグマム海賊団を倒すというよりは、ビッグマムだけ討ち取ってさっさと逃亡する腹積もりのようだし、他組織を引き入れるのはリスクが高すぎる。

 あと、ボビンが部下を眠らせていたのは、「単に自分の手でサンジを捕らえたかっただけ」で確定のようで。

 ヴィトがボビンを撃ったのも大した理由がなかったのは拍子抜け……、と一瞬思ったのだが、よく考えたらこの時点でファイアタンク海賊団はジンベエから共闘を持ち掛けられているわけで、サンジが捕まるのはよろしくないのか。

 
共闘することになった場合はサンジとも打ち合わせをして結婚式に臨ませた方が断然良いわけだから、ボビンを撃ってでも逃がすことに合理的な利益は有るしね。
 ヴィトの「だってジェルマはおれのヒーロー」というのは単なる言葉遊びなんだろう。
 
 ただ、イケ好かない場合はルフィ達を消すって、サンジが結婚式に出席しないと貴方の計画も潰れることになると思うんだけど……。
 このままだとビッグマムに殺されるサンジは、例え船長を自分が消したとしても協力せざるを得ないなどと甘く考えているのかな。


 ルフィがカポネと組む決断をしたのはインペルダウンでクロコダイル等と組んで脱獄した経験があったからかもしれない。
 あれで一番大事な目的のためなら嫌いな奴とも組むことを覚えたのだと思う。
 
 付き合いの長いナミ達を差し置いて、ジンベエだけがこの話にルフィが乗ってくると予想できたのも、インペルダウンでのことを共有しているからだろう。

>西の五大ファミリー
 ウエストブルーのマフィアというと、八宝水軍もこの五大ファミリーの一角なのだろうか。
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 ドン・チンジャオと2年前のベッジとでは力に雲泥の差があるから、同格扱いというのはやや疑問ではあるが、八方水軍や花ノ国は地域の安定化を重視しているようだったから、八宝水軍は格下の組織の縄張りを奪って勢力拡張に動くことはせず、それで他のマフィアも台頭できたのかもしれない。
 
 もっとも、混沌を招くベッジの行いを放置していたくらいだから、裏社会の調停に積極的に動くわけではないのだろうけど。
 八宝水軍が縄張りとする花ノ国とその周辺諸国にさえ手を出さなければ、他所の組織がどう争おうが好きにすればいい、という姿勢なんだろう。

>シャーロット・シフォン
 そういやシフォンさんは母の暗殺に賛同しているんだよな。
 これは嫁いだ以上は生母よりも夫を優先すべきという信条によるものなのか、彼女自身が殺したいほどビッグマムを憎んでいるということなのか。

 後者だとすれば家出したローラとは母に対する認識にエラい差があるなあ。
 長く同じ屋根の下で(?)過ごした分だけ蟠りも大きいのかもしれない。

 まあ、実はシフォンを通してベッジの計画は全て筒抜け……、というパターンも考えられなくはないけど、プリンの二番煎じとなるうえに、子供までもうけているのにそれはさすがにドロドロ過ぎるから無いか。

>ビッグマムの計画
 「ペコムズから全て聞き」という台詞からすると、どうもジンベエも「ベッジが話した『ビッグマムの計画』の裏をかく計画」をペコムズから聞いて初めて『ビッグマムの計画』を知ったっぽいんだよなあ。

 やはり、ジェルマ皆殺しの計画はビッグマムがベッジを躍らせるために流してる偽情報なんじゃ……。

鬼滅の刃
第52話 冷酷無情
 前言撤回。
 先週書いた悪役達の上司にしたくない度を、


陛下>>藍染様>マユリ様>エネル>>クロコダイル>>>鬼舞辻さん>>赤犬>越えられない壁>>>ドフラミンゴ

 から


陛下>>鬼舞辻さん>藍染様>マユリ様>エネル>>クロコダイル>>>赤犬>越えられない壁>>>ドフラミンゴ

 へ変更。

 幹部達が弱すぎるので称号を廃止する。 ← わかる
 だから全員殺す。                ← わからない

 何なんだこのオッサンは……。ヒステリーにも程があるぞ。
 部下に対してここまで理不尽な振る舞いをするにも関わらず、降格だけで済んだ響凱や、優しい言葉で慰められた累は、本当に通常の下弦の鬼以上に気に入られていたということなのかなあ。

 鬼舞辻さんが鬼を気に入る基準というのは何なんだろう。 
 自分に対する敬意が恐れを上回っていれば良い?
 例えば響凱は本気で鬼舞辻さんに認められたいと思っているようだったし。

 累の場合は生まれつき病弱だったことが気に入られた要因かもしれない。
 病弱に見られることに異常なまでに拒否感があるようだから、鬼舞辻も鬼になる前は同じ境遇だった可能性は高そうだ。

 鬼舞辻さんみたいな小物中の小物なのに、どこか愛せるラスボスって結構珍しいんだよね。
 個人的にはガンダム00の大使やリボンズを彷彿とさせる小物感で好きになってきた。

 しかし、何だろうなこの鬼舞辻さんのヒステリーおばちゃん感は……。喋ってなくても性格の悪さが伝わってくる。
 普通、この手のキャラには妖艶な美しさが宿るものなのに、見た目がもう「バイト先にいたら地獄だな……」という印象しかない。

ブラッククローバー
第100話 運命の赤い糸
 何だこのチート能力は……。ジョジョのラスボス以上では……。
 味方キャラにここまで強力な能力を与えてこの先扱っていけるのだろうかと不安になってしまう。

 猫が他人の運命ばかり変えているところを見ると、どうもバネッサ本人の運命を変えることはできなさそうだから、攻略法としては猫に触れられぬようにしながら遠距離からバネッサ自身を素早く倒してしまうしかないかなあ。

青春兵器ナンバーワン
第19話 運転免許

 これはAKIRAネタなのかどうか判断に迷うところ。
 零一の体内に助けに来た場面では、「エージの痛みが俺の中に入ってくるううううう」オチになると思った。

【腹ペコのマリー】
第2話 俺があいつで……?

 マジで足つってただけなのかw
 最初は「まーたDQNか……」とうんざりしかけたが、まあこの程度であれば不快にならない範囲かな。


 ただ、「気持ち的って何!?」「息がクサイとか」「いやそれはす……すみません」という会話がよく解らなかった。
 カズヒトの息が臭いと鷺宮さんに思わせただろ、って意味なのかな。だとしたらちょっと分かり難いなあ……。

 肉体と魂が逆の状態で入れ替わるというのは1話を読んだ段階で予想し得るパターンの一つではあるが、これでどうやって話を作るのかは全く読めない。

Dr.STONE
第1話 STONE WORLD

 うむ、圧倒的な壮大さと勢いではあるのだけれど、ただワクワクはしない設定でもある。
 2話からは千空が様々な科学的知識を基に文明を発達させていく内容になるのだろうか。

 悪い点を挙げるとすれば、この感想を書く際に副題がどこにあるのか中々見つけられなくてイラッとしたことかな(身勝手な感想)。


銀魂

第626話 ジャンプはインフレしてなんぼ

 道満さんは奥さんに夫婦生活を拒絶された挙げ句に離婚という可哀想な境遇のまま放置されて結構引っかかっていたので、ここで何か救済措置があると良いなあ。

 ヘドロさんは寄生植物とは無関係に改心したという展開かな。
 それなら彼の家族も善人だったことも納得。

斉木楠雄のΨ難
第234話 詳Ψ求む! スーパーアイドルの秘密
 
あれ、これってもしかして本気で照橋兄とくっつく流れ?
 しかし、最近ラブコメ多いな。

 これ自体は大歓迎なんだけど、鳥束と相卜をくっつけるのだけは勘弁してください。


約束のネバーランド

第29話 潜伏②

 予想を裏切る展開ではあるものの、ちょっとあっさり気味で、どうやらノーマン生存ルートに入った予感。
 死に際に一矢報いる展開だとシスター・クローネと被るし、それこそ本部なりで「潜伏」する展開になるんじゃないかな。

【U19】
 こういう展開にするなら、大人党体制下の社会をもっと極端に悪し様に描かなきゃダメでしょうよ……。
 カースト最下層の主人公の家庭すらごく普通(むしろ現実の最下層に比べて遥かに中流)な暮らしをしてるのに、何のヴィジョンも無いグレートリセットなんぞに誰が感情移入できるというのか。

 心の中で1割くらいは「さすがに敢えてそれほど悪い世の中に見えないように描いているのではないか」と思ってたのだが、これはもうどうしようもないな……。

ぼくたちは勉強ができない
 これはもう運の悪さもあるんだろうけど、青春兵器の東くんという捻ったキャラを見せられた後にテンプレな腹黒イケメンをカマセ犬として出されると、圧倒的な作者のセンスの差に眩暈がしてしまう。