ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

映画『アベンジャーズ』感想

 数年前に面白い面白いと言われていた映画を見て、今更面白いという感想を書くのは些か気恥ずかしいところもあるんだけど、いやでも、これは面白かったな……。

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』感想はこちら

※以下、ネタバレ注意
 アイアンマンを主力にしつつ、ソーは弟のロキの相手をさせて、バランスブレイカーのハルクは制御の難しい切り札として扱うなど、上手く戦力を制限することでキャプテン・アメリカ以下の弱いヒーロー達に出番を与えており、パワーバランスの全く違うキャラをここまで平等に活躍させる手腕には脱帽。

 アベンジャーズの登場キャラクターをほとんど知らず、ハルクとアイアンマンの暴れっぷりの印象が強かったためにキャプテン・アメリカに対して「この程度の身体能力であの化け物共とどうチームを組むんだ……?」と思っていたのだが、敵が思ったよりも強くないこともあって意外と戦えていたなあ。

 もっとも戦闘力で言えば上記の3人に比べて一枚も二枚も落ちるヒーローなので(アイアンマンやソーとまるで同格のように三つ巴になっている場面があったけど、あのまま戦っていたら惨敗してたろうし)、そのままだと地味になりかねないところを、「指揮官」の立場に置いて引き立たせたのは実に見事。

 
 ただ、キャラクターの関係性が分かりづらい点はあったかな。
 特にキャプテン・アメリカが最初からアイアンマンと顔見知りのような台詞を言っていたせいで混乱させられた。
 かつての知人の息子であり、有名人ということで存在自体は把握していたということなんだろうか。


 個人的に意外だったのはハルクが最強クラスの扱いだったこと。
 ハルクは03年版の映画を見ているはずなのだが、見た目が気持ち悪いのでアベンジャーズの中ではもっと残念な扱いになるものだとばかり。

 それと、なぜか私はブラックウィドウのことをX-メンに登場するストームと同一人物だと勘違いしていて(だからストームという名前も後で調べて知った)、ずっと天候を扱う能力者だと思い込みながら視聴していた。
 後半に入っても全く能力を習得しないことをさすがに疑問に思って調べてみたら、全然別作品のキャラのうえに、何の特殊能力もない普通人で驚愕することに……。一体なぜ私はX-メンのキャラだと誤解したんだろうか。

 ホークさん共々、こちらも普通人ながら結構見せ場が多くて、超人達との格差をあまり感じなかった。
 ……まあ、ブラックウィドウの銃で異星人を倒せるのは、さすがに敵が脆過ぎだと思ったが。あの銃もキューブの力を転用したものだったのだろうか。