ネオ天草のジャンプ感想日記

ジャンプ感想を主に書いています。

週刊少年ジャンプ11号(2017年)感想

 遅くなって申し訳ない。
 来週は通常通り月曜日に更新します。

週刊少年ジャンプ10号(2017年)感想はこちら

※以下、ネタバレ注意

ONE PIECE
第855話 ぐぎゅるるる!!!

 ボビンが部下を眠らせたのはどういう意図なんだろう。

 単に蹴られた恨みから自分の手でケリをつけたいだけなのか、それともサンジをビッグマムの手に渡したくない事情があったり? 
 もし、裏切者なのであれば、ベッジと手を組んでいる可能性が高そうだが。

 

 とはいえ、裏切者だとしたら、「これまではサンジのことを放置していたのに、サンジが計画を知って逃亡した(かもしれない)途端に、彼をマムの手に渡すことを阻止しようとしている」という行動の説明はつかない。
 果たしてそんな状況がありうるのかどうか。

 

 考えられるとすれば、ビッグマムの計画を逆手に取って結婚式の場で何か仕掛けようとしており、サンジにマムの計画が漏れたとなると式自体が中止になりかねないので、捕らえるためではなく、協力を求めるために追いかけている、とか?


 ビッグマムに状況が伝わって怒らせないようにするのが目的だった、というのも考えたが、
スムージーさんがビッグマムに状況を隠したまま騒ぎを収めるよう全兵士に通達していたから、マムに報告せずに兵を動かすことは可能なはずで、兵士を眠らせる必要はないしなあ。

 


 あと、ボビンさんの懸賞金、意外と低いな……。

 怒りの軍団の中でヨンジから真っ先に名前を挙げられて、「ありえねえ、総合賞金額いくらだよコイツラ」とまで言われていたから、もっと高いものだとばかり思っていた。

 

 賞金額=戦闘力ではないとはいえ、ペコムズの3億3千万ベリーという額よりかなり少ないのは何が理由なんだろう。


鬼滅の刃

第49話 機能回復訓練・前編

 先週の引きで無茶苦茶な訓練が来ると思わせておいてのこのオチは意外性があって良かった。

 目がいいのがカナヲちゃんの特性だろうか。

 

 そういえば、炭治郎がカナヲちゃんのことをいきなり呼び捨てにしていたのがちょっと意外。
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 善逸や伊之助に対しても最初から呼び捨てではあったが、同期であれば女子に対してもそうなんだな。

 

 隠の人達の対応からすると、鬼殺隊という組織内の地位は炭治郎達とは相当違うようだが、階級はどのくらい差があるんだろう。

 


 しのぶさんの音が不規則というのは、やっぱり情緒不安定ということなんだろうか。

 いや、情緒不安定というよりも、笑顔の裏に激しい憎悪や憤怒を燃やしてるタイプなのかな。

 他の柱に比べればだいぶ話の解る人とはいえ、拷問を要求して追い詰めるあたり鬼への憎しみは強いのだろうし。

 

 ところで、今週の善逸の行動はエロキャラを描く上で理想的だったと思う。
 「そもそも相手の娘が身体的接触のルール設定した」「エロ目的でありながら軽く抱きつくだけに留めている(けど本人は満足している)」という描写で好感度を落とさない。
 他の作品は見習うべきなのではないか。何ゴラッソとは言わないけど。

ブラッククローバー
第97話 何でも無い

「才能無い才能無いって言うけど、反魔法の能力を持ってる時点でとんでもない才能じゃん」という突っ込みに対するアンサーだろうか。
 それと、これもネット上で散見される「ジャンプ主人公は血統が良いキャラばかり」という揶揄も意識しているのかもしれない。

 ただ、ちょっと説明臭いというか、魔女王の台詞がそういった狙いを代弁しているだけに感じてしまった。

 


 今更だが、力を吸われるから剣を持てないということは、通常の魔法使いの体は魔力を失うと機能が低下するようになっていて、アスタはもう完全に体の構造そのものが健常者とは違うわけか。

 この
秋あかねさんの指摘で思い出したのだが、
魔力を吸われた人間は(今週のルフィのように)しわしわになる描写が見られた。

 通常の魔法使いにとって、魔力は血液や水分のようなものということだから、魔力が無くても生きていられるアスタはもはや別の生物に近いのかもしれない。


 

 かつての反魔法の使い手は魔力が無かったわけではないようだけれど、剣に魔力を吸われない特殊能力があったのか、それとも魔力の量が絶大で、吸われても全く問題がなかったのか。


僕のヒーローアカデミア

第126話 拓け世界

 ミリオ先輩のことは下級生相手に無双して強さを誇示したいだけに見えて、あんまり良い印象が無かったのだが、今週でグッと好感度が上がったなあ。

 

サーの事務所はブラック過ぎる……。絵に描いたようなセクハラとパワハラ
 デク君の顔芸は相当頑張ったと思うよ。怒っていい。

斉木楠雄のΨ難
第231話 すれ違い男女交Ψ(前編)

 ジョン・タイターさんお久しぶりです。
 この漫画も中の人ネタがやれるようになったんだなあ(しみじみ)。


背すじをピン!と

 過去の感想でも度々書いてきたが、この漫画のことはジャンプで唯一嫌いだった(あと、北斎が出てた頃の磯兵衛も)とはいえ、まあ、とにもかくにもお疲れ様でした。


 生徒が過激な衣装を着ることに苦言を呈する教頭が異様なまでにディスられていた辺りで嫌いになってきて、その教頭ですら、そういった常識的な意見を「馬鹿なこと」と否定するキャラだったことがトドメになったんだよなあ。


 作者の常識的とは言い難い一方的な意見だけが押し通るバランスを欠いた世界観になっていて非常に不快だった。
 もしまたジャンプで連載するのなら、次回作はもっと多様性のある作品でお願いします。


 ただ、宮大工くんと柏木さんのカップリングだけはツボだった。


【歪のアマルガム
 これも何度も書いてきた(特に東京喰種の感想で)ことだけど、私はこの手の快楽殺人鬼が満足気に死んでいくことに我慢がならないので、全く熱くなれないや……。
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【U19】
 「理不尽な強制に声を上げる主人公」を描くのなら、授業中に縫物させては駄目だろう。
 単に話を逸らしているだけに映ってしまう。


 しかし、Dランクと言っても大して苦しい生活をしているように見えないのはどうなんだろう。
 長時間労働と言いながら、紅童の父親は部活に入っていない高校生と同時に帰宅するくらいの時間に退勤しているし、自宅を見てもさほど貧乏そうではない。


 まあ、設定上は経済格差はランクごとに大きいようだから、教育内容に格差がつかないようにしたのなら、塾や私学を無くしたということなのかな。

 


 全体的な感想としては、何というか、「大人達の支配と戦う少年」という構図は古臭いなあ、と。

 あと、単純に一般市民がDQNだらけってのも非常にストレスが溜まるものが。


【ヒロイン集合カラー】

 いつぞやの水着絵に比べれば佐伯先生もだいぶ描きやすかったんじゃないかな。

 特に水着のときは誰だか全く分からなかった照橋さんがいつもの制服を着ているのでとても分かり易い。


 ナミは佐伯先生が一番苦手としてそう。確かにそこまで特徴のあるキャラじゃないものなあ。

 

 当時はあのヒロイン集合絵と、村田雄介先生の歴代主人公集合絵を比較して、佐伯先生が描き分けできてないと叩くバカを結構見かけたものだが、基本的にヒロインよりも主人公の方が当然特徴のある外見をしているうえに、作中そのままの服装で描けた村田先生と違い、佐伯先生には水着やら制服やらの縛りがあることを忘れているとしか思えない。